BABEL LABELの実績と体制
BABEL LABELは、ドラマや映画を中心に数々の話題作を手がけてきたコンテンツスタジオである。2024年には、アジア全域で観客動員数280万人・興行収入26億円を突破した日台合作映画『青春18×2 君へと続く道』や、第48回日本アカデミー賞で最多12部門13の優秀賞を受賞した映画『正体』など、数多くのヒット作品を生み出している。
同社には、これらの作品を手がけた藤井道人監督をはじめ、映画『帰ってきた あぶない刑事』の原廣利、藤井とともに監督を務めたNetflixシリーズ「イクサガミ」の山口健人など気鋭のクリエイターが所属しており、近年では映像制作だけでなく、企画から宣伝までを一貫して担う「コンテンツスタジオ」としての体制を強化している。
新レーベル「2045」の設立
その一環として、脚本家集団「Writers' room」の設置や、2025年3月には20代の脚本家・監督・カメラマンら若手クリエイターが挑戦できる新レーベル「2045」を発足した。「2045」というレーベル名は、AIが人間の知能を超えるとされるシンギュラリティ(技術的特異点)が到来すると言われる年に由来し、人間としてクリエイティブに挑戦する思いが込められている。
新所属クリエイタープロフィール
櫻井圭佑監督
新たに所属した櫻井圭佑は1995年10月生まれ、埼玉県出身。2023年に渋谷ユーロスペースから全国順次公開された映画『君に幸あれよ』で初監督/初脚本で長編監督デビューを果たした。2019年から写真家としても活動しており、2023年に展覧会「y-GenerationVIII」で国内外で注目を集める現代写真家6名に選出された。また2016年から活動していた俳優業を2024年に無期限休止し、現在は映像作家・写真家として企業ムービーやブランドPR、タレント写真集などの監督・撮影を行っている。
宮森玲実監督
宮森玲実は東京都出身で、日本大学芸術学部映画学科演技コース卒業。俳優として活動するなか2021年から映画製作を開始し、初監督長編『わたしの頭はいつもうるさい』が田辺弁慶映画祭で俳優賞を受賞、テアトル新宿での1週間限定レイトショーで1000人以上の動員を記録した。
米倉強太監督
米倉強太は1994年生まれ、栃木県出身。2014年パリでパリコレブランドの映像制作を始め、その後「Gucci」や「Hugo Boss」などのショートフィルムを制作し、2017年坂本龍一氏の楽曲提供を受けパリで自身初の映像展を行った。2025年阿部寛主演『キャンドルスティック』で長編映像監督デビューを果たす。
灯敦生脚本家
脚本家の灯敦生は1994年生まれ。第29回東京国際映画祭招待作「イタズラなKiss」で役者デビュー。20年TBS「病室で念仏を唱えないでください」スピンオフで初脚本を手がけ、21年テレビ東京「お耳に合いましたら。」で地上波初脚本を担当した。22年ゆうばり国際ファンタスティック映画祭選出「Blind Mind」を脚本・プロデュースし、第37回東京国際映画祭TIFFシリーズ部門出品「外道の歌」脚本を担当。他にも、テレビ朝日「あざと連ドラ」、TBS「差出人は、誰ですか?」、フジテレビ「Love in The Air」、Hulu「おとなになっても」等を手がけている。
新レーベル「2045」所属クリエイター
新レーベル「2045」には、短編映画『東京逃避行』監督の秋葉恋、ドラマ「スノードロップの初恋」やドラマ「FOGDOG」脚本の横尾千智、ショートフィルム『日の出を知らない街』脚本の星月ゆう、脚本家の井上いつか、本間おと、監督の和久井勇吾も所属している。
代表コメント
BABEL LABEL代表取締役社長の山田久人は「今回、BABEL LABELに4名、若手レーベル『2045』に7名の監督・脚本家が新たに加わりました。300名を超える応募者の中から厳選された11名は、最年少18歳から最年長31歳までと幅広く、多彩な才能が集結しています。BABEL LABELは今年で15周年を迎えます。節目の年に、彼らとともにあらためてフレッシュな気持ちで、挑戦を続けてまいります」とコメントした。