「ダイの大冒険」第50話は、元モンスターのおおねずみ・チウ(CV:堀江瞬)の見せ場が涙を誘った。チウが「理想の上司」と称賛されている。
アニメ「ドラゴンクエスト ダイの大冒険」は、1989年~1996年に「週刊少年ジャンプ」にて連載された累計発行部数4700万部を誇る名作漫画(原作:三条陸、漫画:稲田浩司、監修:堀井雄二)が原作。勇者に憧れる少年・ダイ(CV:種崎敦美)の冒険を描いたファンタジーだ。
前回放送された第49話「パーティーバトル開始」では、ダイ一行とハドラー親衛騎団の5対5のパーティーバトルが開幕した。それぞれが圧倒的な戦闘力を誇るハドラー親衛騎団に対して、ダイたちはチームワークを武器に挑んだ。CGが効果的に使われた圧巻の戦闘描写は、「制作陣の戦闘回に対する熱意が半端ない…!!」「王道を突き詰めた見応えがある」「いつも作画すごいけど今日は飛び抜けてた もはや映画」「よき演出よき作画の嬉しさにうるむ目頭よ!!」と称賛の嵐を巻き起こした。
最新話にあたる第50話「我ら獣王遊撃隊」は、タイトルの通り、チウが率いる「獣王遊撃隊」にスポットライトが当たったエピソードだった。チウは決して強くはない。それでも部下を守るため懸命に敵に立ち向かい、「僕は隊長だぞ。隊長は部下を必死で守るものなのだ!」と啖呵を切った。
仲間を想うチウの覚悟に胸が熱くなった視聴者は多い様子だ。Twitter上では、「チウが傷だらけでみんなを守ってる姿は泣けた」「チウのかっこ良さに東映の作画も本気ぶりが伺える」「チウくんの株がストップ高」「泣いた……カッコええよチウ……」といった声が上がり、チウ役を演じる声優の堀江瞬も「チウ…かっこいいぞ…」とツイートしている。
なんとチウには「こんな隊長、現実でもほしい!」「全国の管理職、上司の皆さん、チウの姿を見てくれ…!」「痛めつけられても部下の前で絶対弱音を吐かない姿は理想の上司」という声まで寄せられており、第50話はチウの見方が一気に変わるエピソードだったようだ。
第50話「我ら獣王遊撃隊」
【あらすじ】
ポップがハドラー親衛騎団に向けて放ったメドローアは、大地を抉り取るほどの威力だった。勝利を確信し、安堵の笑みをこぼすダイたち。時を同じくして、チウは、ゴメちゃんや獣王の笛で仲間にしたモンスターたちを隊員として「獣王遊撃隊」を結成し、死の大地に潜入していた。魔王軍の本拠地の秘密を突き止めようと力を合わせるチウたち獣王遊撃隊。しかし、そんな彼らのもとに、敵の魔の手が迫り来る。
※種崎敦美の「崎」は、正式にはたつさきの字
(C)三条陸、稲田浩司/集英社・ダイの大冒険製作委員会・テレビ東京
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