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 鈴木おさむが脚本を務める、若き起業家のリアルを描いたABEMAオリジナルのドラマ『会社は学校じゃねぇんだよ 新世代逆襲編』が、10月21日からスタートする。主人公の・鶴田祐介が、会社を起業し奮闘していく同作品。新型コロナウィルスによって、仕事の価値観が大きく多様化する中で、若者が「一生懸命」に突っ走る姿を真正面から映し出していく。熱い若者の代表を演じるのは、約一年間のアメリカ留学も経験した野村周平だ。さまざまな経験を経て、パワーアップした野村に撮影への意気込みや最近の仕事観を聞いた。


鈴木おさむとは大の仲良し「芸能界の最新事情について話聞きたい」

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​――本日はよろしくお願いいたします。まずは、今作のオファーがあったときの感想から教えてください。


野村周平(以下、野村):素直にうれしかったです。脚本の鈴木おさむさんも共演する三浦翔平さんもこれまで一緒に仕事したことがあって知っている仲だし、久しぶりにご一緒出来るのが楽しみです。

――お二人との共演で楽しみな部分はどんなところでしょうか。

野村:翔平さんとは対立する立場だったりするので、役柄としても芝居をする本人としても熱くなれるといいなと思っています。おさむさんに関しては「(台本の上がりが遅いので)台本早く読ませて下さい(笑)」って本人に連絡しました。「うっせーな。忙しいんだよ!」って返って来ました(笑)。

――相当仲良しですね(笑)。

野村:仲いいですね。仲良くなったのはおさむさんが監督した映画『ラブ×ドック』に出演したのがきっかけです。あれが3年前で、それ以来の仕事です。でも『ラブ×ドック』はおさむさんが監督だったから現場で顔を合わせたけど、今回は現場に来ることあるのかな。来てくれたら芸能界の最新事情について話聞きたいですけど。(笑)


アメリカの暮らしで優しくなれた「日本人は他人のことを気にしすぎ」

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――野村さんは、2019年から1年間アメリカ留学されていました。そのときのお話も聞いてみたいです。アメリカで過ごす間に変化はありましたか。

野村:うーん、周りのみんなが優しかったから、それに感化されるように僕も人に優しくなったかな。

――日本は優しくなかったですか(笑)。

野村:日本人は自己表現が下手くそだとよく言われますよね。アメリカ人って明るくて表現が豊かじゃないですか。だから優しさもダイレクトに伝わったのかな。それと、向こうの人たちって他人にあんまり興味がないんですよ。日本人って、自分のことよりも他人のことを気にするようなところありますよね。アメリカ人の自分のことを第一に考えて精いっぱい頑張っている、そういう価値観が僕にはあっていました。

――友達はたくさんできましたか。

野村:もともとニューヨークに友達がいたので、そこから友達を紹介してもらって。地元の友達がたくさんできたので。すごく幸せでした。

――ネイティブな言葉の習得も早そうです。

野村:ネイティブな言葉ばっかりです。毎日スラングしか喋ってなかったです(笑)。リアルな現地の喋りを習ってきた感じです。

――アメリカでの暮らしはとても野村さんの性格に合っていて楽しそうです。帰ってくるときはさみしかったのでは?

野村:う~ん、コロナで向こうも大変だったので、最後のほうは外に出たり遊んだりも出来ませんでしたからね。本来だったら、派手に送別会をしてもらいたかったですけど、送別会をしてもらうためにコロナが落ち着いたら一度、帰りたいです(笑)。

――本当に仲良しの友達ができたんですね。

野村:今も酔っぱらって電話がかかってくるくらい仲いいですよ。向こうの夜に電話があるから、こっちは昼なので、めちゃくちゃ迷惑なんですよ(笑)。もしコロナじゃなかったら、今頃向こうから友達がいっぱい遊びに来ていたと思うんですけどね。

――早くコロナが収束してほしいですね。日常が続いていたら、もっと長くアメリカにいたかったですか。

野村:ニューヨークは1年でいいかな。友達もたくさんできたし、色んな場所を観ることもできたので。ニューヨークは東京と同じで、自転車でどこにでも行けるから、留学するならすごいおススメですよ。あとは厳しくて差別もリアルにあって、そこに立ち向かっていくメンタルも必要になる。夜とか本当に危ないし、映画でしか観たことのない軍隊みたいなのがその辺に普通にいるし。


コロナ渦で新しく始めたのは釣り「なんでもさばいちゃいます」

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――久しぶりの日本や仕事に戸惑いはありませんでしたか。

野村:戸惑いはなかったですけど、コロナなので仕事をするにも色んな変化があって大変です。プライベートではもちろん外で飲めないし。しょうがないけど全体的に窮屈だな思っています。

――野村さんの勢いで、日本を変えてやろうという思いはありませんか。

野村:多少はありますけど、誰もついてきてくれないでしょ(笑)。でも、違和感を覚えることはたくさんあるんですよね。みんな、他人のことについて敏感になりすぎじゃないですか。

――他人のことに対して気にしすぎということですが、野村さんはエゴサはしないですか。

野村:昔はしましたけど、今はしなくなりました。エゴサーチって人生において全然大切なことじゃないって気づいたんです。

――ちなみに、コロナ渦のなかで新しく始めたことってありますか。

野村:釣りですね。密じゃないですし、船で海に出て、気持ちいいですよ。

――釣りの魅力は?

野村:2時間くらい喋っちゃいますよ。

――釣り雑誌だったらよかったです(笑)。

野村:やっぱり自然と触れ合っていることがいいですよね。イルカも見たこともあります。釣った魚をさばいて食べたりしますよ。なんでもさばいちゃいますよ。

――器用ですね~。

野村:そんなことないです。ただ、やってみようと思ったら行動するスピードが速いだけかな。

――今日は楽しいお話ありがとうございました!ドラマも楽しみにしています!ありがとうございました。

取材・文:氏家裕子

写真:You Ishii

『会社は学校じゃねぇんだよ 新世代逆襲編』 番組概要

放送開始日:2021年10月21日(木)夜10時~
初回放送URL:https://abema.tv/channels/abema-special/slots/DPtKhvc1QCF127

会社は学校じゃねぇんだよ 新世代逆襲編 #1
会社は学校じゃねぇんだよ 新世代逆襲編 #1
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