10月13日、テレビ朝日とABEMAが共同制作する「“ネオバズ”水曜日『2分59秒』」#2が放送。知らない間に命の危機を乗り越えていた住職が「神や仏は存在します」とエピソードを明かし、MCの千原ジュニア、日向坂46・佐々木久美らを驚愕させた。
この番組は、「人間の集中力は3分しか持たない」という仮説のもと、制限時間2分59秒内で、各界のゲストたちがズバズバ世間に訴えかけるスピーチバラエティ。
京都 蓮久寺の住職・三木大雲さんのスピーチタイトルは「神や仏はいないと思っている方々へ 神や仏は存在します!」。三木さんは、まさに自分が神か仏に守られていたと感じる実体験を明かした。
話は三木さんの修行時代にさかのぼる。三木さんは「寮に住んでいた時、近所にペットショップがあって、何度か犬を触らせてもらいに行くうちに、そこの社長さんと仲良くなった」とスピーチを始めた。
ある時、社長は三木さんに「缶コーヒーがあるから飲んで行きなよ」と持ちかけ、三木さんは数本の缶コーヒーの中から1本を飲んだという。
またある時は、「『15分だけ、週に2回犬の散歩をしてくれたら15万円あげるから、うちでバイトしないか』って言われたこともある」という。美味しすぎるバイトだが、あいにく、住んでいた寮はバイトが禁止。三木さんが社長に断りに行くと、社長は「修行中なのでバイトできないよな」と納得しつつ、再び缶コーヒーを勧めてきたそう。三木さんは並べられた缶コーヒーのうち1本をいただいた。
三度目のコーヒーは、三木さんが大学を卒業し、地元に帰る挨拶に行った時。社長は「あなたは修行僧だけど、本当に神や仏はいると思う?」と質問し、三木さんは缶コーヒーを飲みながら「もちろん信じて修行しています」と返事。社長から「最後に(もう1本)コーヒー飲んで帰りな」と持ちかけられたが、三木さんは「お腹いっぱいなので、失礼します」と丁重にお断りしたという。
しばらく後、三木さんがテレビを見ていると、あのペットショップの社長が、なんと殺人犯として逮捕されていた。三木さんは「あの社長さん、悪いことする人だったんだ」と、その時は深く考えずにいた。
ところが社長が亡くなってから、社長を知るある人物が、三木さんに接触してきたそう。その人物は「社長は人を殺してきたけど、『神や仏はいると思う』と語っていた」と三木さんに報告。
三木さんが「何でですか?」と聞くと、「社長は『昔、修行僧が3回ほど遊びに来た。毒入りの缶コーヒーと、1本だけ毒無しの缶コーヒーを置いたら、あいつは3回とも毒無しを選んだ』『あいつはもしかすると、神か仏に守られているのかもしれない』と語っていた」と明かし、三木さんはそこで初めて、自分の命が狙われていたと知ることに。
最後に三木さんは「今苦しいな、とか、経済的にしんどいなと思うことがあっても、どうか、神や仏はいるんだと信じて頑張っていただきたいと思います。信じるか信じないかは皆様次第です」とスピーチを締めた。
その事件を知るジュニアは「住職だったんですか!!」「その事件は結構当時、調べて読んでいたので……」と驚き。佐々木も「一致しました。この話、聞いたことがあって」と衝撃を受けていた。
ちなみに、大学卒業後に三木さんが入ったお寺は、ボロボロの廃寺。三木さんは周囲から「神や仏がいるなら宝くじでも買って建て直せ」とけしかけられ、仏様にお祈りして宝くじを買ったそう。
すると本当に1億5000万円が当選し、寺の建て直しが叶うことに。「だから私は、神や仏はいると思います」「宝くじを買ったのは初めて。バラを10枚買いなさいと夢で言われた」と明かし、お祈りのご利益を紹介した。次々飛び出す衝撃の神仏エピソードに、佐々木は「すごい(笑)」とますます目を丸くしていた。