秋の味覚「梨」のみずみずしい断面と、横に並ぶのは……フクロウ。たしかに、額の形や、目とくちばしの位置はそっくりだ。
この写真は、山口県にある周南市徳山動物園の公式Twitterで公開されたもの。メンフクロウの「アイ」ちゃんの顔と梨の比較写真が投稿されると、6.8万もの“いいね”が集まり、「これは完全に一致」「フクロウ飼えないんで梨買ってきます!」などのコメントが寄せられた。
周南市徳山動物園の獣医師・橋本千尋さんと飼育員・転裕美さんは「梨は他の動物のご
飯として仕入れることがありまして。その時に切っていたら『なんか見たことあるね』と飼育員の中で話題になって、『アイちゃんじゃない!?』っていうことになりました」「内輪での盛り上がりから、『やっぱり梨っぽいよね』って。リンゴじゃなくて、やっぱり梨なんですよね。マルさ加減とか、色とか、やっぱり梨の方がアイに似ています(笑)」と話す。
インタビューに同席中、大人しくしていたアイちゃんだが、実は飼育員を度々わかせる出来事が起こっている。5年近く性別不明だったアイちゃんは、去年11月、研究機関で「性別はオス」と判明。ところが、今年4月、突然卵を産み、やはり「メス」だったということがわかった。
こうした動物園のアイドルを見に行きたいという声も多くなり、動物園としては「うれしい」という率直な気持ちを明かしている。(『ABEMA Morning』より)