18日深夜、『スピードワゴンの月曜The NIGHT』(ABEMA)が放送され、事故物件住みます芸人の松原タニシが遺骨と旅をしたエピソードを語った。
この日は「怖いけど泣ける! 涙怪談SP」と題して、ゲストに松原タニシ、田中俊行、Apsu Shuseiと、講談師の一龍斎貞鏡を招き、「怖いけどどこか泣ける怪談=涙怪談」を披露していった。
松原は知人女性の父親が亡くなり、その遺骨を一時的に預かることになったことを告白。離婚をしていたこともあり、実の娘であるその女性とは20年来会っておらず、団地でひっそりと孤独死をしていたそう。
女性はお酒が好きだったという父親がずっと孤独だったことを気にかけて、松原に「父をどこかに連れて行ってあげてくれないですか? なにか起きたらそれはそれで面白いでしょ?」と依頼したという。
話を受けた松原が遺骨とともに飛行機に乗ると、キャビンアテンダントが「席が空いているので、よかったらお座りください」と遺骨のための席を用意してくれたり、居酒屋では遺骨にお酒を出してくれたりと、松原は人々の優しさに触れたのだとか。
その後松原は女性と一緒に、死者を降霊させる「口寄せ」ができるイタコに会うために青森県の恐山に。イタコは「父と呼んでくれてありがとう。いままで迷惑をかけた」と父の想いを代弁したと松原は明かした。
さらに、今回の旅行の一連の行為が“あの世”の役人が父親を極楽に連れて行くきっかけになったと感謝してくれたそう。女性はイタコの言葉を聞いて一言「言いそう」とだけ漏らし、遺骨を持ち帰ったという。
話を聞いた小沢一敬は「道中も含めて映画みたいだね」とコメント。井戸田潤も「(イタコの言葉に)感動して泣かない娘がいい。『言いそう』って」と絶賛した。