10月20日、テレビ朝日とABEMAが共同制作する「“ネオバズ”水曜日『2分59秒』」#3が放送。現役医師で芸人のしゅんしゅんクリニックPがちょっぴり困った患者エピソードを披露し、MCの千原ジュニア、日向坂46・佐々木久美らに衝撃を与えた。
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この番組は、「人間の集中力は3分しか持たない」という仮説のもと、制限時間2分59秒内で、各界のゲストたちがズバズバ世間に訴えかけるスピーチバラエティ。
しゅんしゅんクリニックPのスピーチタイトルは「現役医師が語る 患者さんにやめてほしいこと」。「上から言いたいわけじゃなくて、“患者力”を上げることで、適切な医療に結びつくと思うからです」と想いを明かし、スピーチをスタートした。
まず挙げたのは、「医者の言いつけを守らない患者さん」。「『採血するからごはんを抜いてきて』と言うと、ご飯じゃなくてパンを食べて来る。白米を食べるなという意味ではないです」「『お茶だけにして』って言ったら、ミルクティー。血糖値が上がっちゃう」とトホホなエピソードを紹介し、「適切な検査結果が出なくなるので、守ってくれると嬉しいです」と語りかけた。
続いて、質問とズレた回答にも困ってしまうと告白。「『よく眠れていますか?』と聞くと、『最近ストレスがひどくてごはんが食べられない』って、ちょっと違う答えが返って来る」「混乱や不安は理解できるけど、決められている診察時間の中で、うまく症状が聞き出せないことがあります」と説明した。そういう時は、メモがおすすめだそう。「話したいことをメモして来てくれたら、頭の整理にもなる」「書いてくれたら助かります」と、患者にとっても医師にとっても助かる解決策を提案した。
しゅんしゅんクリニックPが「ラストは、科学よりも情報番組のMCを信じすぎる患者さん」とスピーチすると、ジュニアと佐々木は大笑い。しゅんしゅんクリニックPいわく、医療番組が放送された翌日は、不安に駆られた患者が大勢外来に来るそうだ。
しゅんしゅんクリニックPは「『足の裏のホクロが癌じゃないか』とか。気持ちはわかるし、早期診断・早期治療は大切なことです」と不安に寄り添った上で、「ちゃんと検査して適切な結果が出ても、『◯◯さんが言ってたんです!』と、なかなか引き下がらない人がいる」と説明。「そこは情報番組のMCよりも、科学を信じてほしい気持ちがある」と苦笑モノの体験を明かした。
最後にしゅんしゅんクリニックPは「結局言いたいことは、患者さん側も、医者の言いつけを守るのも大事かもしれないけど、積極的に医療に参加してもらいたいです」と主張。「そうした方こそ、最適な医療をつかみとれるんじゃないか」「適切なコミュニケーションを取って、適切な医療を作り上げていきたいと思っています」と理路整然とスピーチを締めた。
スピーチを終えたしゅんしゅんクリニックPは「信じられない患者さんもいっぱいいて。『蚊に刺された』って患者さんもいました」と衝撃体験も披露。ジュニアや佐々木は「え~!?」と驚きの声を上げた。
現役医師の登場で、スタジオはすっかり健康相談ムードに。アルコ&ピース・平子祐希の「薬を飲む時はお茶じゃダメ?」という問いかけをはじめ、日頃の疑問をたっぷり質問。「なるほどー」「勉強になるな~!」と感嘆していた。