10月22日(金)20時20分より、グローバルガールズグループオーディション番組『Girls Planet 999 : 少女祭典 #12』(最終回)が、ABEMAにて生放送/独占配信された。日・韓・中から33名ずつ選ばれた、計99名の少女が参戦する大規模なグローバルガールズグループデビュープロジェクトとなる本番組。いよいよ18名の中からデビューする9名が正式決定する夜とあり、全世界のファン=プラネットガーディアンが見守る中、デビュー組が決定。これまでのTOP9と様変わりした番狂わせの展開に、少女たちは驚きの表情を見せていた。
『Girls Planet 999 : 少女祭典』は、ENHYPENが誕生し話題となった『I-LAND』など、人気オーディション番組を手掛ける韓国を代表するエンターテインメント企業CJ ENMによる、新たなオーディションプロジェクト。日・韓・中の少女たち99名が、ガールズグループデビューの座を射止めるため、パフォーマンス対決を行う。少女たちの中には、現役アイドルなど、ビジュアルと実力を兼ね揃えた強者が勢ぞろい。超大型オーディション番組からデビューするのは一体誰になるのだろうか。
「感謝の気持ちしかない」18人の想い、「O.O.O」パフォーマンス
#12では、熾烈なミッションを行い生存者発表式で生き残ってきた18名の、それぞれの思いから始まった。少女たちは、「数多くの競争を経て、ここまできたんだな」、「感謝の気持ちしかないです」、「最後で悔しい思いはしたくない」、「最後までいってみたい、9名の中に入りたいです」と切実に語った。
生放送のオープニングは、テーマソング「O.O.O」を18名全員でパフォーマンスするところからスタート。脱落した少女たちもスタジオに集結し、一緒に口ずさんだりしてマスターらと見守り、最後には大歓声が響いていた。歌が終わると、プラネットマスターのヨ・ジングが登場。「99名の少女たちの中から18名のみが生放送のステージに進出しました。運命を決定づける最後のグローバル投票が始まります。彼女たちの中で、最終のTOP9になり、グローバルガールズグループの夢を成し遂げる少女は果たして誰になるのか?」と緊張感を煽る。
プラネットマスターの言葉を皮切りに、プラネットガーディアンによる投票が始まった。グローバル2次投票と呼ばれる生放送中の投票では、投票数が2倍としてカウントされる。10月15日から1週間行われた1次投票では、172か国で430万524票が累積され、1次と2次の投票結果の合計が最終的な順位となる。なお、1次投票の結果、9位候補のふたりは江崎ひかる、シェン・シャオティンだった。
VTRパートでは、少女たちがそれぞれの思いを打ち明ける。「小さいときから韓国のアーティストさんが好きだった」と熱い思いを抱く少女もいれば、「デビュー組として準備していたんですが…」と悔しい過去を振り返りながら、「最後のチャンスだと思って挑戦しました」「ステージにもっと立ちたいです」と決意をにじませる少女の姿もあった。キム・スヨンは「ファンがひとりしかいなくても、そのひとりのためにステージに立ち続けたい」と並々ならぬファンへの思いも見せた。
コンプリ―ションミッション「Shine」披露!感動で圧巻の最後のステージ
そして、最後のミッションとなるコンプリ―ションミッションの内容が発表される模様もVTRで流された。生放送のこの日に、デビュー人数である9名ずつが2チームにわかれ、新曲「Shine」をステージで披露するというものだった。曲の1番は1チームが、2番は2チームが務め、最後は全員が集まりエンディングを飾る。「Shine」のデモが流れると、少女たちは瞳を輝かせ、「かっこいい!」、「歌、最高!」と盛り上がる。
本曲はキリングパートが際立つ構成になっており、さらにキリングパート以外の重要なパートとしてエンディングパートが追加された。エンディングパートは、どちらか1チームだけが目立つ構成になっており、どちらのチームが務めるかは、マスターたちの選択によって決定する。
チーム分けについては、1番をやりたい参加者は1チームの部屋に、2番をやりたい参加者は2チームの部屋に、自分の意志で移動することで決まる。チームの選択は、順位が低いグイン・マヤから行われるのだが、9人がいっぱいになった場合は、最も低い順位の少女が退室となる。
結果、1チームはシェン・シャオティン、坂本舞白、チェ・ユジン、川口ゆりな、フー・ヤーニン、カン・イェソ、ヒュニン・バヒエ、ファン・シンチャオ、キム・スヨンに、2チームはキム・ダヨン、江崎ひかる、野仲紗奈、ソ・ヨンウン、スー・ルイチー、キム・チェヒョン、ウェン・ヂャ、キム・ボラ、グイン・マヤというメンバーになった。マヤはもともと1チームを志望していたが、退室となり2チームとなった。
キリングパート決めでは、1チームは数名が手を挙げるものの、多数決でシャオティンに決定。その後、ボーカルパートも次々に決まっていくが、坂本は結局、希望のパートがどこも担当できず悔し涙を流す。2チームにおいても、キリングパートをやりたいと言う少女が多かったため、それぞれがパフォーマンスし映像で評価することに。結果、ダヨンに決定したものの、全員が「エンディングパートを掴もうね!」と心をひとつにしていた。
その後は、中間発表が行われた。1チームの出来に拍手を送ったマスターたちは、「歌がうますぎる」、「シャオティンも歌うときの息遣いがいい。キリングパートが目立っています」と絶賛。続く2チームについても、「エンディングパートを務めたい」という全員の高い志のおかげか、完成度の高いパフォーマンスを披露し、マスターたちも「上手!」と笑顔に。マスターからは、「正直に言うと、2チームのほうがいいと思った。ダンスでは2チームのほうがすっきりしていて、パワーが感じられた」、「全体的に見たらボーカルは1チームがよくて、パフォーマンスは2チームのほうがいいと思った」と、様々な意見が飛び交った。
結果、生放送にてコンプリ―ションミッションの「Shine」が披露され、1チームも2チームも完璧なパフォーマンスを行った。デビュー組のような輝きを見せた18名だったが、エンディングパートを勝ち取ったのは2チーム。誇らしげな表情で会場を圧倒し、観覧していた脱落組の少女たちも湧きに沸いた。終了後、マスターは「胸がいっぱいになりました。本当に楽しんでいる姿が感動的。輝くステージを見せてくれた少女たちに感謝の気持ちを伝えたい。よくやったよ!」と感激の面持ち。
TOP9発表、グループ名は「Kep1er(ケプラー)」
そして、プラネットマスターの口から、デビューするTOP9のグループ名について発表がなされた。グループ名は「Kep1er(ケプラー)」。自分たちの夢をつかんだという「Kep」と、1つになって最高になるという「1」を合わせた合成語となっている。
続くVTRのパートでは、18名の少女たちが合宿所の外にある、大きなスクリーンの前に集められた映像が流れた。『Girls Planet 999 : 少女祭典』の初オーディション時に撮られた、それぞれの映像を公開され、少女たちは懐かしさで大盛り上がり。中には、自分の姿に恥ずかしがって、その場から逃げようとする少女も。VTRの最後には「99日後の自分に書く手紙」を読み上げるパートが流れ、少女たちの目には一斉に涙が浮かんだ。ユジンは、「2021年、みんなに出会えたこと、多くのステージをみんなで一緒にやれたことを忘れない」と言い、それぞれの思いを語り合い、さらに絆を強固なものにしていた。
生放送のスタジオに切り替わり、「Another Dream」のステージが披露された。この曲の歌詞は、夢に向かって前に進もう、という強いメッセージが込められている。自分たちの心境と重ね合わせ、歌声を響かせながら歌う少女たち。感極まって、たまらず涙を流す彼女たちの姿から、真心が感じられる感動的なステージにとなった。マスターも「『Girls Planet 999 : 少女祭典』を先に離れた参加者たちの思いまで汲み取って表現したステージだと思うと、とても胸が熱くなりました」と、共に目頭を熱くしていた。
2次投票の締め切り後、集計中には、少女たちがこの日を迎える前日、どんな時間を過ごしたのかがVTRで届けられた。合宿所にて「プラネットパーティー」が開催され、全員で乾杯したり、豪華な食事に舌鼓を打ったりと上機嫌な少女たち。夜になりスクリーンのある外に集合すると、それぞれの家族からのビデオレターが届いていた。家族と長い間離れ合宿生活を送っていた少女たちにとって、粋なサプライズで思わず号泣してしまう少女も。その後は、18名ひとりずつが思いを打ち明け合い、「愛しているよ」、「ひとりでは耐えられなかったけど、一緒にやってきたからこそやり遂げられたと思う、ありがとうと伝えたい」「どんな結果になっても永遠に家族のようにみんなと過ごしたい」と気持ちをひとつに、最後の夜を過ごしていた。
スタジオにカメラが戻ると、18名の少女全員が改めてステージの中央に立っていた。最後のグローバル投票では、172か国から494万4001票が集まった。1~9位までがデビューできる本オーディションにおいて、8位~1位、最後に9位が発表された。
8位:坂本舞白「このオーディションが最後のチャンスだった」
最初に呼ばれた8位は坂本舞白(J)で708,149点をマーク。名前を呼ばれた瞬間に泣いてしまった坂本だが、ミッションごとに常にベストのパフォーマンスを見せ、ベネフィットを獲得してきた実力者。夢をかなえた感想を聞かれて、坂本は「長い間、夢見てきたデビューを叶えてくださってありがとうございます。今回もうダメだと思っていたので、何の感想も準備していなかったです…。ここまでこられるように支えてくださった皆さん、ありがとうございました。このオーディションが最後のチャンスだと思っていた私にとっては、本当に大きな贈り物のようです。出会ったすべての皆さん、愛しています。必ず素敵なアーティストになりたいです」とコメントした。
7位:江崎ひかる「予想もしてなかった」「幸せです!」
続く7位は、同じく(J)より江崎ひかるで713,322点。探索戦からパワフルで強力な存在感を示していた江崎は、発表の瞬間、うれしそうに満面の笑みを広げた。ステージの天才という賞賛も送られ、自分ならではのステージを完成させてきた江崎は、ずっとTOP9に入り続けていた。しかし、江崎は「正直、私がデビューメンバーに入るとは予想もしていなかったです。ファイナルステージに立っているのがとても不思議で幸せです。投票してくださった皆さん本当にありがとうございます。幸せです!」と最後は絶叫した。
6位:カン・イェソ「どんどん順位が落ちて辛かった」「感謝の気持ちを伝えたい」
6位はカン・イェソ(K)で770,561点となった。ミッションを重ねるうちにステージを圧倒する表情とパフォーマンスを見せたイェソは、名前を呼ばれた瞬間、涙をあふれさせた。探索戦のステージでは、かわいい外見だけでなく実力も見せ、プラネットガーディアンに深い印象を与えた。イェソは「最初にマスターの皆さんが選んでくださった順位からは、どんどん落ちていきました。今回TOP9に名前が挙がることはできないんだろうなと思っていました。かなりつらかったけど、投票してくださった皆さんに感謝の気持ちを伝えたいです」と、実感のこもったスピーチを行った。
5位:ソ・ヨンウン「最後まで私のことを応援してくださったおかげ」
5位にはソ・ヨンウン(K)が781,657点でメンバー入り。特有の明るいエネルギーで見ている人たちの気持ちをハッピーにする魅力を持っているヨンウンだが、さすがにこの瞬間は笑顔ではなく、感激の涙を流す。最初の探索戦でパワフルなステージを披露し、全世界のプラネットガーディアンの目を釘付けにした実力の持ち主であるヨンウンは、「TOP9になる少女たちを見ながら、ずっと応援する立場だと思っていました。皆さんが最後まで私のことを応援してくださったおかげで、デビューできました。全世界のプラネットガーディアンの皆さんに本当に心から感謝の気持ちを伝えたいです」と、ファンへお礼を伝えていた。
4位:キム・ダヨン「デビューグループに入れて本当に夢のよう」
4位は、ダンスだけでなく歌など、どれをとっても素晴らしい実力を発揮したオールラウンダーのキム・ダヨン(K)が885,286点で奪取。ミッションごとに安定した実力を披露してきたダヨンは、名前を呼ばれた瞬間、シャオティンと抱き合った。ダヨンは「番組が始まる前は、デビューは期待していませんでした。いつもベストを尽くすことだけを考えてきました。こうしてデビューグループに入れて本当に夢のようです。信じられません。いつも助けてくれて、一緒に涙と汗を流して練習してきた少女たち、本当に愛しているし、ありがとうございました」と、うれしそうに頬を紅潮させていた。
3位:チェ・ユジン「チャレンジしてよかった」
続いて、TOP3の発表となった。3位はチェ・ユジン(K)で915,722点を獲得。どんな状況でも常にステージを楽しむ姿が印象深かったユジンは、最初の探索戦のときに素足で登場し、ファンたちを驚かせた。ユジンは「毎回投票してくださった皆さん、ありがとうございました。最初は自信がなくて、うまくやれるかどうか心配で、すごく怖かったんですが、ステージに立っている自分自身の幸せな姿と、それを見て喜んでくださるプラネットガーディアンの皆さんを見ながら、チャレンジして本当によかったと思います」と、その座にふさわしい貫禄を見せていた。
2位:ヒュニン・バヒエ「ファイナルステージに立つことも想像もできなかった」
1位と2位については、候補が同時に発表された。2位はヒュニン・バヒエ(K)で923,567点、1位はキム・チェヒョン(K)で1,081,182点となった。バヒエはミッションごとに大幅に成長する姿を見せてきており、ガールズグループとしての可能性を証明してきた。2位でデビュー組に入れた感想を聞かれたバヒエは、「ファイナルステージに立つことも想像していなかったですし、TOP9入りするとは思っていませんでした。こんなに高い順位を与えてくださった全世界のプラネットガーディアンの皆さんに感謝します。いつも支えてくれた99名の少女の皆さん、お疲れさまでした。一緒に過ごせて本当に幸せでした」と、うれしそうな表情で伝えた。
1位:キム・チェヒョン「私の物語をハッピーエンドにしてくれてありがとう」
一方、1位を獲得したチェヒョンといえば、マスターに認められた安定的なボーカルの実力者。透き通った美しい歌声が魅力的で、世界中のプラネットガーディアンを虜にした。1位という順位に実感を持てない様子のチェヒョンは泣き崩れ、マイクを持つ手も細かく震える。チェヒョンは「ああ…。あまりにも驚いて涙も出ません。何て言えばいいのか…。プラネットガーディアンの皆さん、私の物語をハッピーエンドにしてくれてありがとうございます。マスターの皆さんの言葉通り、ステージを大切にするアーティストになりたいです」と思いを言葉にしていた。
9位:シェン・シャオティン「感謝の言葉を申し上げたい」
残りひとつの椅子となった9位には、3名の候補が発表された。うちひとりはデビュー、ふたりは脱落ということになる。ここでシェン・シャオティン(C)、キム・スヨン(K)、グイン・マヤ(K)の3名がスクリーンに映し出され、結果、9位は700,663点のシャオティンと発表された。これまですべての生存者発表式で一度もプラネットTOP9を逃したことがなく、グローバルガールズグループのメンバーとしての可能性を見せてきたシャオティンが9位でメンバー入りということで、少女たちの間にも動揺が走る。本人も、「実はこのプラネットのステージを離れる準備をしていました。なぜなら、これまで私は3位以内に常に入っていたので。でも今回はTOP9に無事入ることができました。プラネットガーディアンの皆さん、投票してくださりありがとうございました。これからも引き続き努力して、もっとエネルギー溢れる姿をお見せしたいです。脱落してしまった少女たちと一緒に歩んでいくことはできないけど、どこにいても幸せでいてほしいです」と、最後は涙で大きな瞳を濡らしながらコメント。
脱落:10位キム・スヨン「10位という順位がとてもうれしく幸せです」
10位のスヨンは、わずか4万9873点の差で脱落となった。スヨンは「TOP9という座がデビュー組と最も近い立場であるなら、私はいつもデビュー組とは遠い場所にいました。なので、生存者発表式のとき、いつも落ちると予想していました。その予想が外れたときはいつも奇跡と思ってきました。なので10位という順位がとてもうれしく幸せです、惜しくもデビューできなかったけど、これが終わりではありません」と、最後は笑顔で話した。11位のマヤも「残念ながらデビューはできませんでしたが、11位というものすごく高い順位にしてくださってありがとうございました。夢に向かってこれからも走っていくのでこれからも見守っていてください」と次のステージを目指すことを約束した。
番組のエンディングでは、少女たちが抱き合い健闘をたたえ、さらに涙を流した。大がかりなオーディションの末、全世界をステージに活動していくグローバルガールズグループ「Kep1er」ができあがった。無限の可能性と新たなスタートに、誰もが期待を募らせている。
『Girls Planet 999 : 少女祭典』最終回はABEMAにて無料見逃し配信中、ABEMAプレミアムにて全話独占配信中だ。また、#1〜#3は無料で視聴可能。