31日夜のABEMA選挙特番に出演した元衆院議員の亀井静香氏が、眞子さんと小室圭さんの結婚をめぐる一連の報道について言及した。
【映像】「日本は破滅にむかってる」 亀井静香とひろゆきが激論
番組開始早々、出口調査の結果について意見を求められた亀井氏は、「日本は崩壊に向かっている。もう全てが崩れていっている」と切り出した。
「残念ながら、国民の象徴であられる天皇陛下を中心とする皇室まで壊れてきたね。眞子さんが自由に好きな人を選ぶ。それはいいでしょう。しかし国民の税金で今まで生活してこられた。そうであれば、国民みんなが“良かったな”という人を選ぶ義務がある。好き勝手に自分の好きな方を選んで、お手々つないでアメリカに住むなんて、とんでもない。今のところ、カットするなよ」。
これに対し『2ちゃんねる』創設者のひろゆき氏は「自分で皇族になりたいと言ってなったんだったら、仰るような義務もあると思うが、生まれた時から“お前皇族な”と言われ、やめることもできず自由のない状態でも国民に対する義務があるというのはおかしくないか」と反論。
しかし亀井氏は「全然おかしくない。。あなた何言ってんだ。みんなそれぞれね、あなたもそうだ。しがらみの中で生まれて生きているんだよ。好き勝手に、オギャーと生まれた時から自由に勝手に生きられる人間なんてこの世の中にいない。自分のおやじ、おふくろを捨てるわけにもいかないだろう。あるいは親戚、色んなしがらみの中でみんな一生懸命に生きている」など、AKB48の柏木由紀らが呆気に取られるなか、持論を展開した。
番組ではこのあともLGBTQの権利や少子高齢化問題などについて議論したが、スタジオのゲストたちと亀井氏との溝は埋まらないまま。
選択的夫婦別姓をめぐっても、「結婚した場合、職場なんかで姓が変わりましたというのは不便だ。今まで通りの名前で言っていたほうが便利なんじゃないの?生活する上で家族がどっちが便利か、結婚するときにお互いに相談して決めればいいんじゃないの?」「明治にできた制度だから、夫婦で同じ姓を名乗らにゃいかんということはないけれども、子どもから見た場合、お父ちゃんの姓にするのか、お母ちゃんの姓にするのか、いうことになったら不便だぜ。いまさら制度を変えるメリットはどこにあるのか。戸籍がバラバラになるから、そのくらい国に協力してほしい。それが常識なんだよ」と述べ、通称使用の拡大に賛成ではあるものの、別姓の導入にはあくまで反対の姿勢を示した。
安倍元総理の親戚でもある一方、今年3月にゲイであることをオープンにしたルークス代表取締役の斎木陽平氏は「安倍さんの政治姿勢については疑問だ。代々安倍家を応援してきたのに、同性婚にも反対ということで”激おこ”だ」と厳しく批判する。さらに「自民党でも若い議員は変わってきているが、やはり亀井さんのようなテンションのおじいさまたちが牛耳っている国会や政治は本当に変えてほしいと思う。僕も皇室はこの国にとって大切な文化だと、本当に心から思っている。でも眞子さんが結婚する権利はあるし、ちゃんと記者会見をして務めを果たして皇族を離脱したわけだ。それを後からダメだとか義務を果たせだとか、そういうのって僕の感覚からすると完全にずれている。そのことを自覚して、聞く耳を持ってほしい」とコメント。
その上で、「和やかな空気を亀井さんが1人で大演説をして完全に破壊してしまった。しかも何を言ってるかも分からない。ただ、亀井さんはこういう場に来ていただいているから、その点はすばらしいと思う。こういうやり取りは大事だ」とコメントしていた。(『ABEMA Prime』より)
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