「ナスD大冒険TV」で放送中の「無人島サバイバル 完全攻略マニュアル」で、ナスDが仕事に対する矜恃を語る場面があった。
同企画では、これまでの無人島チャレンジ企画の中で披露できていなかった、サバイバル知識が紹介される。そのために、わざわざナスDは、およそ4年ぶりにもう一度同じ無人島を訪れた。何かあった時に生き抜くための知恵の数々が紹介され、そのVTRをバイきんぐ(小峠英二、西村瑞樹)の2人が見守る。
全く寝ないで45時間が過ぎようとしてもナスDはどこまでも前向きに作業を進める。なんと、夜中の3時から「海に向かう」と宣言した。この無人島生活も残すところ9時間となったが、恐るべきエネルギーだ。一体、ナスDを突き動かすものとは何なのか?
ナスDは「そういう終わりのことを考えちゃうと、終わった方が良いと思ってしまうじゃないですか。“あれもこれも”とやることがあった方が、人生も乗り切ることが出来るんです」と話し始めた。
そもそも会社員ながら、過酷なロケを続けているナスDだが、2007年12月31日の大晦日ロケで、考えさせられるきっかけがあったという。「大晦日に、にしおかすみさんと海に入ったんですよ。そこではずっと『うわぁ…結構辛いなぁ…こんな仕事いつまでやるのかな…』とか思ってたんですけど」「でもそんな中で夜空を見上げたら満天の星空だったんです。12月31日に、心の底からものすごく笑えて」。
「こんなことしているのは自分しかいないんですよ。なので、そこで“やれるだけ一生やってみよう”と思えました。だから今は楽しいです。どんなことでも人がやってないことにチャレンジしているというのは“楽しいな”とその時に思いました」。
「ずっと変な奴とか、おかしな奴とかって言われていて、でもそれが“いつか個性に変わる”とそう信じて24年間ディレクターをやってきたんです。この業界に入ってから、ずっと夢は1つ。それは世界1のディレクターになることです」。
「でも無理じゃないですか。世界1のディレクターを目指している奴が、今こんな姿ですから(笑)。でも目指してます。だからこういうことを泥臭く続けています」と力強く語った。
外の気温は0℃の中、そこからナスDは50匹の獲物をゲットするべく海へと潜った。熱い言葉の端々に常人とかけ離れたナスDの強さを垣間見ることができた。(ABEMA「ナスD大冒険TV」より)