6日のABEMA『NewsBAR橋下』に生出演した橋下徹氏が、立憲民主党の次期代表選への出馬に意欲を見せている小川淳也衆議院議員について「維新に“候補者を取り下げろ”と言ったが、僕のところにもメールしてきた」と暴露した。
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「香川1区では自民と維新と小川さんが出ていて、このままでは野党の票が割れるから、一本化しなければいけない。立憲と共産は一本化できたけど、まだ立っていた維新の候補をなんとかして降ろしたかったんだと思う。こういうことは党と党で話し合えばいいことだが、立憲と敵対している以上、維新としては降ろすはずがない。そこで小川さんは、民間人で、しかもテレビに出ている僕に“なんとか取り下げてくれないか”とメールを送ってきた。僕が言ったからといって維新は動かないが、それでも僕が松井さんにお願いしたとして、それがバレたら大問題になったはずだ。
このメールはあくまでも私信だし、僕としても投票に影響したら問題だから選挙期間中は言わなかった。でも当選した以上、メディアに出ている人間として、政治をチェックしなくてはいけないから言わせてもらうと告げた。“こういうことは絶対にダメだ。政治家としてその判断は間違っていると思う”と。そうしたら、小川さんは、“脇が甘かった”“反省している”と。ただ、これから政党の代表として高度な政治判断をしなければいけないかもしれないのに、そんなことすら判断できない人で大丈夫なのだろうか」。
ゲスト出演したジャーナリストの田原総一朗氏は「彼は闘争が好きだし、問題はあるが、それくらい橋下さんを信頼したのだと思う。そこが政治の世界は難しい。織田信長の昔から、権力は勝たなければダメだ。負けていくら弁解しても意味がない。勝つためにどうするか。織田信長は相手を全部殺した。田中角栄は金で買収した。そういうことを分かっている政治家は少ない。勝つためには何でもする。自民党も勝つために、今だってお金を出して買収している人はけっこういる。河井案里が広島で選挙をしているときに、金を配りまくった。元法務大臣の夫婦だ。勝つためには何をしてもいいと思っているということだ」。
橋下氏は「田原さんが“小川さんが僕のことを信頼していたと”言うと、僕がバラしたことが悪い、という話になる(笑)」と苦笑、「小川さんを熱烈に応援している人たちがいる。TBSの『報道1930』に一緒に出演すると、僕は完全にヒール役で、批判が殺到する。小川さんには頑張ってもらいたいが、ただ、冷静な判断はしてもらいたいと思っている」とした。(『NewsBAR橋下』より)