「伝説的シーン」とSNSを騒然とさせた、三浦翔平による“床パスタ掴み食い”の衝撃から早3年。今度は野村周平が新たな伝説を作る!『新聞記者』『ヤクザと家族 The Family』で知られる藤井道人監督が、野村周平とタッグを組んで放つABEMAオリジナルの“下克上”連続ドラマ『会社は学校じゃねぇんだよ 新世代逆襲編』。第4話では、お騒がせモデルとの契約をゲットするべく、四面楚歌状態の祐介(野村)が捨て身の“床パスタ掴み食い”というショッキングな行動に出る。
工場探しもインフルエンサー探しも空振り状態のFIND VALUE。社長の祐介に募るのは焦りばかり。しかも大学時代からの恋人であり、今やライバル企業の社長となった智美(藤井夏恋)とも破局したばかり。そんな四面楚歌状態の祐介は、フォロワー75万人を有する人気モデル・一花(鈴木愛理)が大手プロダクションをトラブルでクビになったというニュースを目にする。
エリ(平祐奈)曰く、一花は問題発言も多いがそれが逆に根強い支持を集める魅力なのだという。一花と誰も仕事をしたがらない今がチャンスと感じた祐介は、「色々と問題が起きるかもしれない」と不安を口にする健吾(佐野玲於)の反対意見を「それはチャンスを見逃せってこと?」と押しのけて、一花にコンタクトを取る。
祐介の目の前に現れた一花はサングラスをかけたまま噂通りにふてぶてしく、1億円という想像を絶する契約金を提示してきた。当然健吾は「リスクが高すぎる」と難色を示し、今のままコツコツとインフルエンサーを集めていく手法を継続しようと祐介に持ちかける。だが祐介は「今のままでは弱い!今のままでは勝てない!」と順調に事を運ぶ智美の会社C-LIFEへの嫉妬と焦りを口にして健吾を唖然とさせる。
しかし今のFIND VALUEに1億円を用意できるほどの資金も実績もなく、一花との高額契約は身の破滅を意味している。それでも一花というチャンスを手中に収めたい祐介は、とあるBARに連日通い続ける。そのBARこそ、一花がお忍びで現れるお気に入りの店だった。BARのママから一花の優しい素顔を聞いた祐介は、一花がサングラスをしているのは弱い自分を隠しているからだと感じる。
そこにサングラス姿の一花が激ギレ状態で来店し「ストーカーみたいなことはやめろ!」と祐介を一喝。契約金も10億円に吊り上げると宣言する。祐介は1億円すらも用意することができないことを告白するが、一花と一緒に勝負したい旨を伝える。すると一花は「金以外のことならなんでもする」という祐介に対して、かつての藤村鉄平(三浦翔平)が資金調達のために行った“床パスタ掴み食い”を再現するように命令。「ま、できるわけないよね」とせせら笑う一花を前に、祐介はパスタの盛られた皿をおもむろに手に取り、中身を自分の足元にぶちまける。
床にひざまずき、残飯のような見た目になったパスタを手づかみで喰らい始める祐介。麺を啜るズルズルという音が響く。「バカじゃないの!?まずそう…」と声を発する一花に、祐介は「まずいです!最高にまずいです!バカになるしかないんですよ!底辺の味がしますよ!自分が立っている底辺の味が!」と魂の叫び。うろたえる一花に「あなたも同じです!あなたは本当は臆病で繊細。そんな自分を隠したくてサングラスをかけている!誰もなぐさめてくれませんよ!認めるしかないんです、負けた自分のことを!」と図星をグサリ。
今にも泣き出しそうな一花は、祐介からの「でも本当の力を出さずに負けたならまだやれる。もう一度勝ちに行きませんか?バカが武器になる世の中。会社は学校じゃないんだから」というキラーワードに涙の陥落となる。
3年前に配信された前作では、鉄平(三浦翔平)が床に落ちたパスタを豪快に口に運び「うめぇ!」と発したが、今回は「まずい!」にチェンジ。ここに時代の変化と人間の変化、そしてドラマの変化が表されている。前作同様にSNSでは「で、出た床パスタ伝説!」「なんか風物詩みたいだよね」「床に落ちたパスタが伝統芸能になっていた」「役者さんってすごいなぁ。床のパスタすすりまくるとは…」との声が。衝撃的展開であり、新たな伝説となりうるシーンだろう。
『会社は学校じゃねぇんだよ 新世代逆襲編』第5話は、11月18日(木)夜10時~放送。