結局振出しに戻ってしまったのか?テレビ朝日とABEMAの共同制作で送る、西野七瀬主演の連続ドラマ『言霊荘』第6話がブルータルだ。紗香(三吉彩花)亡き後の第1号室に入居してきた貪欲女子大生・城崎雪乃(秋田汐梨)に、いまだかつてない惨劇が降りかかる。除霊によって地縛霊は封印されたはずなのに、言霊の力でミスキャン優勝や大金ゲットという願望が叶う。そこに紗香の亡霊も現れて…。クライマックスは地上波OAギリギリのスプラッター展開が待ち受ける。どうなる言霊!
霊能力者・岩戸志麻(斉藤由貴)の除霊によって平安が訪れたように思われた矢先、呪殺された紗香亡き後の1号室にミスキャン優勝を狙う雪乃が引っ越してくる。時を同じくしてコトハ(西野七瀬)は、夢の中に現れた亡霊・紗香から「生き延びて」との警告を受けていた。それは除霊したはずのレディスコート葉鳥はまだ危険だというシグナルなのか。でも言霊は消滅したはず。その証拠に、言霊通り急激に増えていたコトハの動画チャンネルの登録者数は激減している。
不穏な空気が漂う中、一人元気なのは雪乃だけ。1号室は事故物件ゆえに安く住めてラッキーというポジティブマインドで、大金を掴めない人生は死んだ方がましと言い放つ。そして見事ミスキャンに優勝する。雪乃の言葉通り、ライバルが病欠したのだ。願いが叶ったと大喜びの雪乃はさらにIT社長から大金を貰い、12億円の宝くじにも当選する。「お金が欲しい!」という雪乃の願望が言霊として届いたのか?しかも夢に見ず知らずの紗香が出て来るとも言う。やはり警告か。
風呂上がりのコトハにも恐怖が襲い掛かる。バスルームを後にした自分のふくらはぎを見ると、何者かが掴んだような手形が痛々しくクッキリと残っていた。コトハを心配する亡霊・紗香の気配も感じるようになる。地縛霊による言霊の力は続いている!と確信したコトハは、志麻から「住人たちの偶然が封印を解いてしまった可能性がある」という指摘に、雪乃が引っ越して来た時に管理人室を3回ノックしていたことを思い出す。コトハも引っ越して来た時に同じような行動を取り、そこから言霊が発動したのではないか?と感じていたからだ。
志麻の「封印を解かれた地縛霊の力は強まる」との言葉が現実になる。雪乃のもとに警察が訪れ、IT社長から送られた大金が誘拐事件の身代金であることが判明する。共犯者として逮捕されそうになった雪乃は隙をついて外に逃げ出そうとするも、レディスコート葉鳥に巣食う女地縛霊が出現。脱出を図る雪乃の足が呪われた手によって鷲掴みにされ、バランスを崩した雪乃の体はまさかの…。コトハの目の前で雪乃は目を疑うような姿で絶命する。
この惨劇に志麻は「どうやら再び立ち向かう時が来たようね!」と宣言。レディスコート葉鳥の美女たちを恐怖に陥れ、かつ呪われた言霊の元凶である女地縛霊の身元を調べるために、コトハたちはマンションオーナーに会うことにする。止まることのない不可解な現象と強まる霊気。女地縛霊と言霊の謎はついに解明されるのか?次回にも期待だ。
『言霊荘』第6話はABEMAにて無料配信中。さらに「言霊荘」と人気TikTokクリエイター“コワゾー“がコラボ。ドラマ撮影現場で起きた恐怖体験を映像化したコラボ動画も続々配信中だ。