「ダイの大冒険」第58話は、魔王ハドラー(CV:関智一)の闘志がまたも視聴者の胸を熱くさせた。大魔王バーン(CV:土師孝也)との“魔王VS大魔王”の戦いに、ダイ役を演じる声優・種崎敦美も大興奮だった。
アニメ「ドラゴンクエスト ダイの大冒険」は、1989年~1996年に「週刊少年ジャンプ」にて連載された累計発行部数4700万部を誇る名作漫画(原作:三条陸、漫画:稲田浩司、監修:堀井雄二)が原作。勇者に憧れる少年・ダイ(CV:種崎敦美)の冒険を描いたファンタジーだ。
前回の第57話「魔界の神」は、バーンの“悪のカリスマ”ぶりが発揮されたエピソードだった。「今のはメラゾーマではない…メラだ…」「弱者を思うようにあしらうとき、気持ちよくはないのか?」「知らなかったのか?大魔王からは逃げられない」と名台詞が次々と繰り出され、必殺技カイザーフェニックスも披露された。視聴者からは「ジャンプ漫画史に刻まれる悪のカリスマ」「バーン様の名言とカリスマ性が如何なく発揮された回だった」「大魔王はこうでなくっちゃ…!!!」「土師孝也さんの声がまじで良すぎてさらにしびれる!!」といった声が寄せられた。
最新話にあたる第58話「意外な救世主」は、圧倒的な強さを誇るバーンに対して意外な人物が待ったをかけた。それは魔王ハドラーだ。死の淵にあるハドラーが「オレをなめるなァッ!!大魔王ォッ!!」とバーンに立ち向かい、まさかの“魔王VS大魔王”の戦いが始まった。
視聴者たちは「ハドラーかっこよすぎる」の大合唱。「ハドラー様のあまりのかっこよさに震えました」「一番好きなのはハドラーだから永久保存回」「もうハドラーを応援せずにいられない!!」と盛り上がり、ダイ役を演じる声優・種崎敦美も「熱すぎて息するの忘れる…ハドラーさまたまらん…親衛騎団の絆たまらん…」とツイートしていた。
また、「意外な救世主」というタイトルも注目されている。ダイたちにとってはハドラーが“意外な救世主”に当たるのだろうが、その他のキャラクターには違う見方がある。「意外な救世主』がたくさん出てきたね今回は」「タイトルに複数の意味があるのは上手い」「見事なタイトル回収の回でした」といった指摘が寄せられている。
第58話「意外な救世主」
【あらすじ】
絶望的な状況の中でダイが放ったアバンストラッシュは、見事にバーンに直撃した。だが、その渾身の一撃ですらも大魔王を倒すには至らなかった。再び立ち上がったバーンは、ダイの強さを認め、自らの武器を呼び寄せる。それは、魔法力を攻撃力に変えることができる伝説の武器「光魔の杖」だった。バーンの膨大な魔法力を吸い、絶大な攻撃力を持ったその杖は、ダイの剣をいとも簡単にへし折ってしまう。
真っ二つになった剣を見て呆然自失のダイ。ポップとマァムは全滅を覚悟するが、そんな絶体絶命の彼らを救ったのは、意外にもハドラーだった! 彼はポップとマァムを戦線から離脱させると、自らの誇りを踏みにじった大魔王に反旗を翻した。彼の決死の下剋上はザボエラによって阻まれるが、ピンチのハドラーを今度はハドラー親衛騎団の一人ブロックが救出すると、自らの身を犠牲に、主君と親衛騎団の仲間たちをバーンの前から退避させた。
こうして混戦を極めつつもいったんの幕引きを迎えた、大魔宮(バーンパレス)での戦い。海へと投げ出されたポップとマァムの頭上を、竜(ドラゴン)の騎士が生涯を終えるときに現れるという聖母竜マザードラゴンが、ダイを連れて飛び去って行くのだった……。
※種崎敦美の「崎」は、正式にはたつさきの字
(C)三条陸、稲田浩司/集英社・ダイの大冒険製作委員会・テレビ東京
(C)SQUARE ENIX CO., LTD