俳優の塩野瑛久とタレントで女優の足立梨花が、11月26日から放送スタートのABEMAのオリジナル恋愛番組『私たち結婚しました2』に出演することが決定した。
この番組は韓国で2009年から9年間レギュラー放送された国民的大ヒット番組『私たち結婚しました』を日本版にリメイクしたもの。結婚生活では、ウェディングフォト、指輪交換など本格的な結婚式から始まり、実際の新婚生活さながら、新居見学や友人同士を交えたホームパーティー、同棲生活での共同作業など様々なミッションを通し、2人にとっての“理想の夫婦関係”を追い求めていく様子が映し出される。第1弾では俳優の野村周平とゲスの極み乙女。のドラムで女優としても活躍するさとうほなみ、そして俳優の白洲迅、モデルでタレントの堀田茜が新婚生活を送り、視聴者から大きな反響を呼んだ。
ABEMA TIMESでは#2まで撮影を終えた段階の、塩野と足立を直撃。収録が始まったばかりにも関わらず2人は、まるで実際の新婚夫婦のような息ぴったりの掛け合いを繰り広げてくれた。話を聞くと、お互い「波長が合う」ことを実感しているという。
シーズン1で白洲の振る舞いを楽しんだ足立、今回の出演に白洲迅から「足立ちゃんが出たら、笑いながら見るよ」
――数ある恋愛番組の中でも“理想の夫婦関係を追い求める様子”が映し出される、特殊な切り口の番組だと思いますが、まずはオファーが来たときの率直な気持ちを聞かせてくれませんか。
塩野: 正直に言うとちょっとだけ悩みました(笑)。というのも、僕はシーズン1を未視聴だったので、そういう意味で迷いがあったんです。でも以前、ドラマで共演したことのある白洲迅くんが出演していたので、それも含めて視聴したら「爽やかな番組」という印象を持てました。
――視聴したことで自分が出演するイメージができ、さらに印象も変わったというか?
塩野: そうですね。それと、僕のような俳優は、ファンの皆さんに素の状態を見てもらう機会があまりないんです。なので、この番組を介して、世間の皆さんに知ってもらうのも良い機会なんじゃないかなと思えました。
――足立さんは?
足立: 私も以前、白洲迅くんとドラマで共演したことがあるんですけど、実はシーズン1を見ていたんです。
――白洲さんの姿はどう映りましたか?
足立: もともと、彼の現場での立ち振る舞いや雰囲気を知っていたから、見ていて何となく恥ずかしい部分もあって(笑)。「ニヤニヤしながら観たよ」と連絡しました。
――そうなんですね(笑)。
足立: そうしたら「俺も、足立ちゃんが出たら、笑いながら見るよ」と返ってきたので、どうしよう“実現しちゃう”って(笑)。でもそのシーズン1は、私のまわりの女の子たちも結構見ていて、みんな一様に「キュンキュンした」と言っていました。なので、私も出るからには、そんな風に言ってもらえるとうれしいですね。
――それこそ白洲さんはシーズン1でラーメン好きの印象も強く残しましたよね。
塩野: そうですね。まるでラーメンの化身のようでしたもん。
足立: ラーメンの話をする時は、表情も変わっていたもんね。すごくうれしそうだった。
塩野: 指輪にも「Ramen」ってね(白洲は結婚指輪に「LIKE A RAMEN(ラーメンのように)」とメッセージを刻み、妻役の堀田茜に渡した)。
足立: あれはどうなの〜!?(笑)。
塩野「”もっと話がしたい”と思わせてくれた」
――お2人は今回が初対面ですか?
足立: 1度、バラエティ番組でお会いしたことがあったんですけど、その現場では確かにたくさんお話したわけではありませんでした。そんな中で、今回の撮影で再開した時に「はじめまして」と言われて…。
塩野: 本当、おれひどいよね(笑)。
足立: 「この人忘れているな」と思って(笑)。
塩野: もちろん足立梨花さんのことは存じ上げていましたよ。言い訳をしますと、僕はバラエティ番組にあまり出ないタイプなので、珍しいお仕事だったわけですよ。それ故、記憶がすっぽり抜け落ちていたというか…。
足立: まぁ、珍しいからこそ、覚えていて欲しかったですけどねぇ……。
塩野: 本当そうですよねぇ………。
足立: あははは(笑)。
――(笑)。ではそれを踏まえて、収録を通して抱いたお互いの印象を教えてください。
足立: それこそバラエティでご一緒した時も、優しい方だなと思いましたけど、本当にイヤらしさのまったくないジェントルマンだと感じました。すごく気も使ってくださるので、そこはありがたいなって。人見知りもあまりしないよね?
塩野: そうですね。しないかな。
足立: なので、すごくお話しもしてくださるんです。そこは本当に良かったですね。
――確かに、今こうして取材をしていても、お2人がすでに打ち解けているのを感じます。
塩野: でも、もちろん最初は緊張していましたよ。そんな中、足立さんの印象は柔らかいイメージだったけれど、お話しするだけで芯のある部分が感じられて、「もっと話がしたい」と思わせてくれました。
――一方で、抱いていた印象とは異なる意外な部分はありましたか?
塩野: 意外な印象か…あっ……大雑把というのは意外だったかな。
足立: あったね、そんな場面も(笑)。私、大雑把なんですよ〜。
塩野: 番組の中ではある体験をするシーンがあるんですけど、それが2人の性格をよく表しているなって(笑)。
足立: 私がすごく大雑把に作業をしちゃう一方で、めちゃくちゃ真面目に取り組んでいたんだよね。でも、それはそれでバランスは取れているのかなとも思ったり。
塩野: そうだね。2人共よく喋るんですけど、僕は1つのことしか集中できないタイプの人間なんです。今後もそういう場面はよく出てくるんじゃないかな。
――足立さんは塩野さんの意外な一面を発見しましたか?
足立: これを言われてももしかしたらうれしくないかもですけど、私の中でどこか「かわいいイメージ」があったんです。でも、いざ関わってみると、ここぞという時はちゃんと引っ張ってくれたし、私自身は優柔不断な部分もあったりするので、スパッと決断してくれるのはありがたかったですね。男らしい部分をすごく持っている方だなって。
――先日、MC陣の取材をさせていただいた時、ゲストとして登場したベッキーさんが塩野さんの立ち振る舞いを絶賛していました。「見つけてしまった…!」とも。
塩野: あははは(笑)。それはうれしいです。
塩野「同じ趣味を一緒に楽しむ時間が作れるのはすごく大事」足立「結婚してから相手を知っていくというのはすごく新しい」
――まだ撮影も始まったばかりですが、これまでに印象に残っている出来事はありますか?
塩野: 趣味や好きなものの共通点が意外と多かったんですよ。
足立: ねっ。お互いアニメが好きなんですけど、でもそれが意外で。見ているジャンルも似ていたので、それを聞いていた時はすごくテンションが上がりました。
――趣味の部分が似ているのは、心の距離を縮めるきっかけになりますよね。
塩野: そうですね。食事中にそんな話をしていました。それと、僕は最新家電が好きなんですけど、梨花さんも家電が大好きみたいで。それこそ、プロジェクターや、音声アシスト付きの家電を家に取り入れる話なんかもして盛り上がりましたね。
――では2人の家電量販店デートにも期待できそうですね。
足立: あったらいいですね〜。きっと盛り上がると思います。
塩野: でもそもそも家電好きというのはすごくありがたいんですよ。女性で家電好きってあんまり多くはいないと思うんですけど、そういう話が同じレベルでできるのはやっぱり楽しいですから。
――生活の中で欠かせない食の趣味はいかがでしたか?
塩野: 結構、似ているとは思うんですけど、僕ははっきりと苦手なものがあって、それが納豆とパクチーなんです。
足立: でも私は納豆が大好きなんです。そして最近パクチー食べられるようになって、ちょっと好物になりかけていて(笑)。そんな私は獣肉がダメで。
塩野: それで、僕はジンギスカンが好きという。
足立: 好きなんだ! ごめんね〜。
――食事に合わせてお酒を楽しむ時間も2人の距離を近づけるアイテムになると思いますが、そういう部分はいかがですか?
塩野: お酒はどうなの?
足立: 嫌いじゃないけど、私は飲むと赤くなっちゃうんですよ。アルコール体質遺伝子チェックをしたことがあるんだけど、遺伝子的に「弱い」ことがわかって、それ以来、本当に弱くなっちゃった(笑)。
塩野: 単純な体してるな〜。
足立: そうなの、めちゃくちゃ単純でさ(笑)。でも自分で飲む量はセーブできるから、お酒で失敗したことはないよ。
塩野: 僕も1人で飲むとかは一切しないし、すぐ赤くなるので、弱い部類だと思うな。お酒飲むと、関節が痛くなっちゃうので。
足立: えっ…それすごくよくわかる! 足とか痛くなるよね!?
塩野: そう、そう! 足首の方から上に向けて徐々に痛くなってくるんだよね!
足立: これは共感できる〜。うれしいな! なぜか、足首からくるんだよね。
――そういった方面でも2人はシンクロする部分があるんですね(笑)。
塩野: そうですね。でもそんな2人が初日からビール飲んだりなんかしてね。
足立: これを知った上で、そのシーン見ると、面白いかもね(笑)。
――短い時間の取材ですけど、2人の相性の良さは伝わってきました。
塩野: はい。まだまだだと思いますし、今後価値観がすれ違う部分もあると思いますけど、同じ趣味を一緒に楽しむ時間が作れるのはすごく大事だなと思いますし。
足立: 私もそれはすごく思った。それこそ、買い物に行った時の時間の使い方もそうだし、その感覚も一緒だったんですよ。
――番組を通じ、結婚に対するイメージは変わりそうですか?
足立: お互いをよく知った先で、結婚という選択をするのが一般的なので、通常の結婚生活とは違うとは思っています。でもこの番組のように結婚してから相手を知っていくというのは、すごく新しい。今までにない結婚観ではあるんですけど、これはこれで楽しそうだなと感じました。
塩野: うん、それは俺も思った。「結婚するなら自分と真逆の人間が良い」と仰られる人もいると思うんですけど、僕はどちらかというと、自分に似ている人が良い。そういう意味ではこんなにハマる人がいたんだという発見もありましたね。
――波長が合ったわけですね。最後にどんなところに注目して欲しいかを教えてくれませんか。
塩野: この記事を読んでもらって、なんとなく2人の空気感を察してもらいつつ、その感じは映像にも反映されると思います。世の中の人に見てもらうのは、緊張する部分もありますけど、1つのコンテンツとして、楽しんでもらえたらいいですね。
足立: あんまり、バラエティにも出ないからね。新たな発見をしてもらってね?
塩野: でもそれで言うと、梨花さんの新たな一面が出てくるんじゃないかな。ぜひ、等身大な2人の姿を楽しんでもらえたらと思います。
取材・テキスト:中山洋平、撮影:藤木裕之
ABEMAオリジナルシリーズ新作恋愛番組『私たち結婚しました 2』 番組概要
初回放送日時:2021年11月26日(金)夜11時~
放送チャンネル:ABEMA SPECIALチャンネル
初回放送番組URL: https://abema.tv/channels/abema-special/slots/AeXFoeCtQ62i63