女性は“剃るもの”、男性は“そのままにしておくもの”というイメージのある「脇毛」。
しかし大手刃物メーカー「貝印」の広報宣伝部・齊藤淳一さんによれば、女性からは「なんでわきはツルツルじゃないといけないの?」、男性からは「ツルツルでいいんじゃない?」といった声を耳にすることが多いのだという。そこで同社では、剃り方の説明をまとめたガイドブックを作成して配布、自由な選択を応援している。「自分の考えをもって堂々と生きるというのが現代にフィットする考え方なのではないか」(齊藤さん)。
AKB48の柏木由紀は「グループに入ったのが中学生の頃だったが、脇の下が出るノースリーブが多く、ライブ映像から“剃り残し”の部分を切り取った画像がアップされているのに気付いてイヤだなという気持ちになり、10代で永久脱毛を始め、3回行った。やはり値段も安くなってきていて、手が届きやすくなったのもありそうだ」とコメント。
また、アメリカのスタイリストが髪色に合わせて脇毛を染めたことが話題になっていることについては「髪色に合わせて眉毛を染めることはあるし、そういう感覚で“おしゃれ”として広まることもありそうだし、私も何年かしたらまた生えてくるかもしれないが、先駆者は…まだちょっと勇気が(笑)」と苦笑。
美容医療の口コミサイトや予約アプリを運営するトリビューの毛迪CEOは「日本では“染める”という方はまだあまり出てこないのではないかと思うが、脱毛は経験率が最も高い施術になっている。女性の場合は10年前くらいから始める方が増えているし、男性でも最近は本当に流行っていて、美容の施術全般に関心が高まっているという印象がある。もちろん、毛がある男性の方が好きという女性もいるが…」と話す。
ライターの中川淳一郎氏は「1984年のロサンゼルスオリンピックの映像を見ていると、東欧の陸上の女子選手などは脇毛がボーボーだ」と指摘すると、『人は見た目が9割』著者で宝塚大学の竹内一郎教授は「世界的に見れば脇毛は処理しない方がマジョリティだと思うが、男性の脇毛に関しては、やはり女性の好み、ニーズに応えていった結果ではないかと感じている。一方で、濃い方が好きだという女性もいるので、両極に分かれてきているのだと思う」と話していた。(『ABEMA Prime』より)
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