岡田奈々、禁断の愛に溺れる女子高生役に「これまでの『奪い愛』シリーズを超えてくる怖さ」ドラマ『奪い愛、高校教師』

　脚本・鈴木おさむによる怒涛の展開と、豪華俳優陣の怪演で大きな話題となった「奪い愛」シリーズの最新作、『奪い愛、高校教師』が12月27日（月）からABEMA・テレビ朝日にて4夜連続放送。また、12月20日（月）より先行配信する第1話と、放送終了後の全話見逃しがABEMAにて独占配信される。

【動画】「奪い愛、高校教師」予告

　今度の舞台は、高校。男性教師とその婚約者の女性教師。そこに女子生徒とその母親も絡み、前代未聞の壮絶な禁断の奪い愛が展開されていく…。看護師をしている露子役に観月ありさ、高校教師の三太に大谷亮平、三太の同僚であり婚約者の華子を松本まりかと、今回も豪華キャストが集結。

　露子の娘役で女子高生の灯（あかり）をAKB48の岡田奈々が演じる。役作りについて、『奪い愛』シリーズに参加しての気持ちを岡田奈々に聞いた。

なんで私に？驚いたオファー「禁断の愛を描いた作品は好きなので嬉しかった」

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――大きな話題となった「奪い愛」シリーズの最新作が、今年の年末に放送されるとのことで、オファーをされての感想を教えてください。

本当にびっくりして、なんで私に？と思いました。鈴木おさむさんがAKB48のステージを観にきてくださった時に「歌がうまいね」と声をかけてくれたんです。私は歌が大好きなので、「褒められた！やったー」って思っていたのですが、そうしたらまさかのこのドラマのオファーをいただいて。ファンの方も私以上に驚かれるかなと思います。これまでAKB48グループが出演するドラマでも小さな役だったので。

――以前から「奪い愛」シリーズをご覧になっていましたか？

観ていました！普通の恋愛ドラマとは全然違っていて、恐怖を感じるレベルのドロドロさで。いち視聴者として楽しんでいたのに、そんなドラマの重要な役に選ばれるなんて本当に思っていなかったのでびっくりですし、嬉しいです！

――岡田さんが演じた灯という女性は、どんなキャラクターですか？

大好きなお父さんが家を出ていってしまったことで、人間不信になり心を閉ざしている高校生で。学校でも友達を作らず、本当は優しい子なのにあえて突き放す様なことを言ってしまったり。お母さんの前では理想の女の子を演じていたり…。個人的には、スクールカースト上位！という様な女の子よりも、切ない寂しい感じの方が演じやすかったと思っています。

――そんな灯が学校の先生である三太さんと恋に落ちるわけですね。

三太先生の前だけでは本当の自分でいられるというか。先生と恋をすることで、本来の灯ちゃんの純粋で心が綺麗な部分が引き出されていきます。まさに禁断の愛なのですが、そういった障害のあるラブストーリーが元々好きだったので、自分が出演出来て嬉しいです。

――ちなみに、普段はどんなドラマがお好きですか？お気に入りの作品などあれば教えてください。

小学生の時に初めてハマったドラマは『花より男子』です。『花ざかりの君たちへ〜イケメン♂パラダイス〜』も好きで、乙女なので（笑）、やっぱり恋愛ドラマが好きです。『花より男子』は花沢類派でした！　THE王子様キャラが好きです。

「美しすぎてかたまってしまった」お母さん役・観月ありさとの共演

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――大谷さんとの共演のシーンが多かったと思いますが、ご一緒されていかがですか？

すごく優しい方でした。最初、緊張して共演者の方に声をかけられなかったのですが、大谷さんと初めて2人だけのシーンの時に「滑舌がすごく良いね」と褒めてくださって。そういうちょっとした言葉に本当に救われました。

――お母さん役の観月ありささんとはシリアスなシーンが多いかと思います。

撮影初日に観月さんとのシーンが集中していたのですが、初めてお会いしてびっくりしました。お顔が綺麗すぎて、スタイルが良すぎて、お姿を見た瞬間にかたまりました。お芝居も本当にすごくて、まばたきすらもコントロールしていらっしゃる感じで、お美しいからこそお母さんとしての迫力がすごくて。お母さんに詰められるシーンは震え上がるほど怖くて、お芝居がしやすかったです。

――松本まりかさんとの共演はいかがだったでしょうか。

松本まりかさんは、もう役柄に憑依されていて、監督さんにも「もう少し前のシーンから演じても良いですか？」とか、指示されたことだけではなくて、自分から色々と意見を言われていて。動きも自分からやっていて、すごく勉強になりました。

――そんな2人のすごい女優さんに囲まれるわけですが、岡田さんも、灯ちゃんもすごいプレッシャーですよね。

本当にかなりカオスなシーンの連続で、これまでの「奪い愛」シリーズを超えてくる怖さがあると思うので、楽しみにしていて欲しいです。視聴者の方は恐怖を通り過ぎて、笑っちゃうのではないかなと（笑）。

今年を振り返って　「ドラマへの出演もAKB48にとってプラスになれば」

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――女優業というのは楽しいですか？それとも緊張の方が大きい？

まだまだ緊張の方が大きいです。今回のお仕事をいただいた時も、クランクインする前まで本当に心配で、毎日お腹が痛いっていう感じで（笑）。自分が「こう演じたいな」と思った理想のお芝居が出来た時は楽しいです。まだうまくいかないことが多いので悔しいのですが。

――『奪い愛』シリーズのファンであったり、『奪い愛、高校教師』を観てくれそうなAKB48のメンバーはいますか？

『奪い愛』シリーズが好きな子はたくさんいると思います！　ドラマ好きなメンバーが多いんですよ。先輩の柏木由紀さんもドラマが好きで、「あのドラマ観た〜？」っていう話をよくしています。あと、総監督の向井地美音ちゃんは子役から活躍している子なので、このドラマのことについて話していて、不安な気持ちを聞いてもらっていました。一緒にYouTubeをやっている茂木忍さんは、『奪い愛』シリーズをずっと観ていたそうで、メンバーがみんなすっごく喜んでくれて、嬉しかったです。仲間たちも応援してくれているドラマなので、私もしっかり演じ切りたいです。

――このドラマは年末の放送・配信となります。2021年はどんな一年だったでしょうか。

コロナ禍で思う様な活動が出来なかった去年とは違い、シングル『根も葉もRumor』のリリースがすごく大きかったと思います。かなり忙しくさせていただいて、AKB48の快進撃を見せていくぞ！という年になったと思います。これまでに、メンバーの一員としての自覚が薄かったなと反省することもありました。でも今年はメンバーで足並みをそろえて目標に向かって進めたので。本当に良い一年でした。

――来年も大活躍の一年になりそうですね！

今年は事務所を移籍したり、YouTubeをはじめたりという個人としても新しい活動が出来ました。来年はもっとソロ活動もしていきたいですし、こうして、話題作のドラマに出させていただくことも、AKB48にとってプラスになっていけばいいな！と思っています。

――今日は楽しいお話を本当にありがとうございました。

インタビュー・テキスト：中村梢、撮影：Mayuko Yamaguchi