今月2日、自らが顧問を務める石破派を派閥から議員グループに変更することを発表した自民党の石破茂元幹事長が12日、ABEMA『ABEMA的ニュースショー』に出演。今年9月に行われた自民党総裁選で敗れた河野太郎氏や小泉進次郎氏からなる「小石河連合」の面々について言及。小泉氏について「人の心の琴線に触れることができる」「人の気持ちを揺さぶることができる」などと評価した。
【映像】「小泉進次郎さんは、人の心の琴線に触れることができる」と石破氏
「小石河連合」を組むことになったきっかけについて問われた石破氏は「誰が言い始めたかは分からない」としつつ「自民党の中でこの3人が組むことが大事じゃないかと思った人が何人かいた。直接聞いたわけではなかったが、小泉さんだったのではないか」と振り返った。
さらに「ふわふわっとした人気を束ねて勝ちましょうということではなく、自民党は変わっていかないといけないという思いを小泉さんも河野さんも持っていた。保守政党自民党というが、保守とは何なのか。自分たちに間違いがあったかもしれない。違う立場の人の意見も聞いて、間違ったところを改めていく。その考えを3人共通して持っていた」とも。
また小泉進次郎氏の政治家としての資質について問われた石破氏は「やっぱり、人の気持ちを揺さぶる話ができる人。政治家だから批判があるのは当たり前だが、初対面以来、彼が国会議員になる前から、人の心の琴線に触れることを言える人だという思いはある」と応じた一方、河野太郎氏については「私が言うことではないが、あまり器用な人ではない」と述べて笑いを誘った。
そのうえで石破氏は「河野さん、小泉さんと親しかったわけではないが、10分喋っていると自民党って何なんだろう。保守って何なんだろう。国民政党って何なんだろうという根本論で『そうだよね』ということが言える人と言えない人がいる。保守というとアメリカよりなのか、反中国なのか、反韓国なのかということではない。保守というのは相手のことをよく聞いて、過ちを正すのが保守。国民政党とは、泣いている人がいたら、その人の立場に立って考えてあげる。そういうことだと思っている。政治家の基本的な考え方が一致するかどうかだと思っている」と補足した。
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