アニメ「ドラゴンクエスト ダイの大冒険」第61話は、アバン(CV:櫻井孝宏)の過去を描いたエピソードだった。原作漫画の番外編「勇者アバン」をもとにしたエピソードに、原作ファンから「あの番外編をアニメで観られるなんて感動です!」という声が寄せられている。
アニメ「ドラゴンクエスト ダイの大冒険」は、1989年~1996年に「週刊少年ジャンプ」にて連載された累計発行部数4700万部を誇る名作漫画(原作:三条陸、漫画:稲田浩司、監修:堀井雄二)が原作。勇者に憧れる少年・ダイの冒険を描いたファンタジーだ。
前回の第60話「ダイとポップ」は、心に傷を負ったダイ(CV:種崎敦美)を魔法使いのポップ(CV:豊永利行)が励ますエピソードだった。デルムリン島からずっと一緒に旅を続けてきたふたりの絆、そして臆病者だったポップの成長が感じられるストーリーに、視聴者も「最初から最後まで鳥肌立ちっぱなしでした」「涙腺決壊しました」「ポップお前ホントかっこよすぎでしょ」「ほんとポップの成長物語でもあるんですよね」と感動。放送後、ダイ役を演じる種崎敦美は「ありがとう、ポップ」とツイートし、ポップ役の豊永利行は「こちらこそ、ダイ!」とそれに答えた。
最新話にあたる第61話「勇者アバン」では、かつて魔王ハドラーを倒したアバンの過去が明かされた。同エピソードのベースになっているのは、原作漫画の番外編だ。「あの番外編をアニメで観られるなんて感動です!」「勇者アバンをアニメで見れるなんてなぁ、、、」「番外編の勇者アバンまで映像化してくれて嬉しい!」と喜びの声が広がった。
現在、アバンを主人公にしたスピンオフ作品「ドラゴンクエスト ダイの大冒険 勇者アバンと獄炎の魔王」(原作:三条陸、漫画:芝田優作)も雑誌「Vジャンプ」にて連載中。第61話をきっかけにアバンの過去をアニメでじっくり視聴したくなったファンも多いようで、Twitter上では「アバン回良かったな〜こりゃ獄炎もアニメ化だな!」「勇者アバンと獄炎の魔王のアニメも見たくなった」「獄炎アニメ化しませんか?」と希望する声が相次いでいる。
第61話「勇者アバン」
【あらすじ】
これは、ハドラーが魔王として世界を侵略しようとしていたころの話。
王女フローラ率いるカール騎士団が魔王軍に毅然と立ち向かっていた。若きアバンは、そんな騎士団に所属しながらも、王女の護衛をすっぽかして料理の研究にいそしむような変わり者の一騎士だった。
ある日、ハドラーがフローラを狙ってカール城に攻め入ってきた。城内は無数のモンスターに埋め尽くされ、フローラはハドラーに追い詰められてしまう。状況はまさに絶体絶命。その窮地を救ったのが、アバンだった。彼は「毒蛾の粉」でモンスターを混乱させると、普段は隠していた真の実力を発揮し、呪文でハドラーに反撃する。ハドラーも負けじと対抗するが、騎士団長のロカが身を挺してアバンをサポート。アバンは友を傷つけられた怒りを込めて剣を振るい、閃光ほとばしる一撃でハドラーを退けることに成功する。
なんとかフローラを守り抜いたものの魔王との実力差を痛感したアバンは、修業のため、そして魔王を打倒するために、ロカと共に旅に出ることを決意する。これが、のちに勇者アバンが、そしてアバンストラッシュが誕生する物語の始まりであった。
※種崎敦美の「崎」は、正式にはたつさきの字
(C)三条陸、稲田浩司/集英社・ダイの大冒険製作委員会・テレビ東京
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