11日深夜、『カンニング竹山の土曜The NIGHT』(ABEMA)が放送され、100万円を10億にした元芸人が自身の資産を公開した。
番組では「2022年は投資のチャンスなのか!? 投資のプロオススメ金儲けのネタSP ※ただし投資は自己責任で」と題して、ゲストに経済評論家の上念司氏、投資家の井村俊哉氏を招き、マクロ視点とミクロ視点から来年投資すべき理由とやり方について解説した。
竹山は今回の企画を「絶対に観たほうがいい」とすすめながらも「投資は自己責任ですので、それだけご了承ください」「100パーセント儲かるとは言いません」と釘をさしていた。
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「年収3万円からの億り人」として紹介された井村氏。著書には『年収3万円のお笑い芸人でも1億円つくれたお金の増やし方5.0』(日経BP)があり、100万円の資産がわずか10年の株式投資で10億円を突破したのだという。
2017年までは芸人だったという井村氏。芸人としての才能には限界を感じて「面白いしこっちを伸ばそう」と、大学生時代から続けていた投資の世界に身を投じたそう。日本株の現物買いだけで100万円を10年で10億にした井村氏は「株式市場が世界最強の資産形成術だと信じきっている」と豪語した。
上念氏は、井村氏が本格的に投資を始めたのが2011年からだったことに注目すると「2012年の終わりからアベノミクスが始まって、そこから株がボーンと上がっている」と解説すると、井村氏は「『運がよかった』という部分も多分に含まれている」と認めた。
井村氏は今年、「コンテナ船の運賃が上がっている」というニュースがきっかけとなり、海運株で4億円の利益を得たそうで、竹山は順風満帆の井村氏に「芸人辞めてよかったね」と言葉をかけた。
番組では井村氏の12月11日時点のメイン口座の残高を公開。「お預かり資産状況」と書かれた下部には「保有資産評価合計」として「750,580,372円」(およそ7億5千万円)と表示されており、井村氏は内訳について「株の時価評価プラスキャッシュ」だと解説。
井村氏は「株とか投資とかに興味を持つということ、まずそこに行くのはなんら不利益はない」と強調すると「いったん興味を持ってもらって、取引してみると『向いているか、向いていないか』というのがやっぱりある」と説明。
「『この人は株に出会わなければよかった人だった』というケースも自分はけっこう見てきている」と注意を促したが「でも向いている人がせっかく株というものがあるのに、そこに出会えなかったというのはすごく不幸」と、まずは投資に興味を持って自分に合っているのかと判断してほしいと訴えた。
番組内では、初心者向けの投資方法や買い方なども紹介している。