テレビ朝日とABEMAの共同制作で送る、西野七瀬主演の連続ドラマ『言霊荘』。そのスピンオフであり、地上波版ドラマ本編とは別視点でストーリーが展開する『ある視点~もう一つの言霊荘~』もついに最終回を迎える。ラストを飾るのは、主人公・歌川言葉=コトハ(西野七瀬)。空(菜々緒)の呪縛霊の無念を晴らし、言霊の呪いも封印されたのかと思いきや、さらなる呪いがコトハを待ち受けていた。
レディスコート葉鳥に隠された謎もすべて解明され、住人美女たちはコトハの部屋で引っ越し送別会を行う。呪いから解放されて安堵する面々の一方で、コトハは言霊の最初の被害者となった親友・阿木紗香(三吉彩花)の死について「自分のせいだ」と落ち込む。住人たちから励まされるコトハだったが、部屋の外を誰かが通る気配を感じる。しかし他の皆は「空の霊はもういない。言霊も効かない。気のせい」と真に受けずにパーティーを続ける。
そして口々に「美味しいものを食べたい」「女性慣れしていない素敵な男性と出会いたい」「当選したい」などと願望を口にし、コトハは「紗香に会いたい」と寂しそうにつぶやく。するとドアがノックされる。まさかの紗香の登場?戦慄する一同。だがノックの主はピザ屋の配達員だった。しかも演じているのはお笑いコンビ・カミナリの竹内まなぶ。相方・石田たくみがいたら、確実に「おめえタイミングわりいなっ!」と叩かれそうな登場である。
そのピザ屋の配達員は「当選しました!」ともう一枚ピザをプレゼント。「美味しいもの」「素敵な男性」「当選」。住人たちが口々にしたことが、早くも叶っている。まさかの言霊発動?しかもピザを渡し終えたまなぶは、なぜか怪しげな鼻歌でユラユラと立ち去るという不気味さ。レディスコート葉鳥はまさか…。
部屋ではコトハが自分の過去を語る。かつて友人の言葉に傷つき、落ち込んでいたこと。ポジティブな言葉を使うことで救われたことを。住人たちから「紗香にとらわれずここを出るべき」と説得され、一同は「発言には責任が伴うということを忘れない」と誓い合い、コトハも「前を向いて頑張る!」とポジティブシンキングに。
そんな温かい空気感もつかの間、再びインターホンが鳴る。またカミナリピザ屋か?だが廊下には誰もない。すると遠くからチャームベルの音が聴こえる。コトハは一人、音のする方へ。呪いの元凶であった管理人室に近づくも、誰もないことを確認して部屋に戻ろうとする。次の瞬間、顔中にお経の書かれた耳なし芳一状態の怨念・紗香が降臨。コトハの背後から忍び寄り、首筋に手をやる!そしてドアノブが謎の力で捻られる。レディスコート葉鳥の恐怖に終わりなどないのだ…。