鈴木おさむによるソリッド過ぎる愛憎劇『奪い愛』シリーズ最新作であり、観月ありさ主演の連続ドラマ『奪い愛、高校教師』（ABEM&テレビ朝日共同制作）がついに完結！4つのねじれた愛が絡み合い、惹かれ合う。誰が大谷亮平の愛を手にするのか。狂気のバチェラー！予測不可能なクライマックスに日本列島が震撼する。
本ドラマは『奪い愛、冬』、『奪い愛、夏』に続く狂気的純愛シリーズの第3弾。大谷扮する高校教師の前に狂気的純愛を持った女性たちが次から次へと現れ、そのハートを奪い合う。多くの視聴者から寄せられた新シリーズを望む声に応えた結果、いまだかつてないラブバトルが勃発する。
時空が歪んだかのような修羅場の果てに、三太（大谷亮平）を庇った華子（松本まりか）が屋上から転落。一命をとりとめたものの、一生歩けない体になってしまった。華子の父・武（渡辺裕之）から「この悪魔！消えろ！」などと責められた三太だったが、責任を取るために華子と結婚する。
一方、灯（岡田奈々）は露子（観月ありさ）から「私たち親子の幸せのためにあなたの人生をプロデュースする！」と監視を強化され、かごの中の鳥状態に。自由とフルートを奪われた灯は、三太がフルートを演奏する姿を満月に映し出し、エアフルートでデュエットを妄想するしかなかった。
3年後、大学生になった灯はいまだに露子の監視下にあった。生きる意味を見出すことのできない灯は、死に場所を求めて三太との思い出が詰まった湖へと向かう。すると森の中からフルートの音色が聞こえてくる。美しい旋律に導かれた灯の先にいたのは、一人でフルートを吹く三太だった。
奇しくもこの日は灯の誕生日。三太は灯のことを思い浮かべながらフルートを演奏していたのだという。3年ぶりに抱き合う二人。三太は「神様！俺は灯さんが好きなんだ！」と天に向かって絶叫し、灯にキス。二人で駆け落ちすることを決める。
三太からの別れの置手紙を手にした華子は鼻血を流し、露子は灯の手紙を怒りに任せて咀嚼して「まずい！幸せの抜け駆けはダメよ！」と吐き出し、三太と灯の行方を探すことを決意。華子はセレブ父・武の力を使って、露子は人探し番組の力を借りて、森の中にある三太と灯の愛の巣を突き止める。
幸せそうなクリスマスを二人きりで過ごす三太と灯は、楽しそうにフルートデュエット。すると外からデュエットに絡みつく様にバイオリンの音色が聞こえてくる。それは電撃に体を貫かれた露子が奏でるバイオリンの旋律だった。
恐ろしさのあまりに逃げ出す三太と灯。そんな二人の背後から姿を現したのは、高速電動車いすに乗った華子。スタンガンをバチバチさせながら「トナカイをなめたらダメだよー！」と二人を追いかけてくる。体力の尽きた灯は三太に「私を置いて逃げて！」というも、三太は「灯さんと一生生きると決めたんだ！」と二人で逃げようとする。すると今度は前方の藪の中から「私と一緒に痺れようよ～！」とバイオリンを持った露子が出現する。
三太と灯は濁流の上に架かった橋にジリジリと追い詰められる。そして露子は手術用のメス、華子はスタンガンを構えて二人に突撃。しかし三太はボディーガードの様にすんでのところで灯を抱きしめ、地面をゴロゴロと転がる。行き場をなくした華子のスタンガンは的を大きく外して露子のボディに直撃。全身を痙攣させた露子は「私も愛が欲しかったのよお」と悲しそうにつぶやき、勢い余って川に転落。その姿は濁流にのまれて見えなくなってしまった。
多くのパトカーが集まり、華子は殺人容疑で逮捕される。不気味な笑みと「三太さんを幸せにしてあげてねえ」という言葉を灯に残し、華子は連行。嵐の去った三太は「ゆっくりでいい、ゆっくりでいいから、また一緒に進もう」と灯を強く抱きしめるのだった。
それから1年後。三太と灯は幸せそうに二人でクリスマスパーティーを開く。しかも灯は新しい命が宿っていることを三太に告げる。「最高のクリスマスプレゼントだ！」と大喜びの三太は「もうこの愛は誰にも奪わせない！」と二人で一生の愛を誓おうとする。その刹那、二人の耳に、どこからともなくバイオリンの音色が届く。しかしどうやら空耳のようだ。
だが二人は知らない。そのバイオリンの音色の主が露子であることを。あの日濁流にのまれた露子が、森の中でバイオリンを弾いている。生きているのか死んでいるのか、それは誰にもわからない。霧の立ち込める森の奥深く。露子はニヤリと笑うのだった…。
視聴者からは「シリーズ最高！！」「やっぱ奪い愛最高」「最高に面白かったw奪い愛シリーズ全話再放送希望」「マジでイカれてて最高だった」「今回もとち狂ってて面白かった！」などの声が寄せられている。『奪い愛、高校教師』はABEMAにて全話配信中。
『奪い愛、高校教師』
全話配信中: https://abema.tv/video/title/90-1608
脚本：鈴木おさむ、音楽：沢田完、演出：小松隆志
出演：観月ありさ、大谷亮平、岡田奈々、松本まりか
