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 1月13日22時より、ABEMAオリジナル連続ドラマ『30までにとうるさくて』が配信スタートする。同作品は、それぞれ異なった感性や価値観を持ち、現代の東京を生きる29歳独身の女性4人の物語。30歳という節目の年齢を目前にした彼女たちが、仕事や恋愛、性などに悩み、葛藤しながら乗り越えていく姿をユーモラスに繊細に描いていく。主人公を演じるのは、さとうほなみ(美山遥役)、山崎紘菜(三浦恭子役)、佐藤玲(藤沢花音役)、石橋菜津美(佐倉詩役)の4人。物語の女性たちと同様に、現場で友情が生まれたという4人に、ドラマの見どころ、29歳という年齢についての考えを聞いた。

【視聴ページ】29歳独身女性のリアルを描く『30までにとうるさくて』第1話

――本日はよろしくお願いいたします。まずは、この作品に携わった率直なご感想から教えてください。

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山崎紘菜(以下、山崎):1番はこの4人とご一緒することができてよかったということです。この作品は、4人の友情が大きなテーマの一つだと思っています。物語に登場する4人と同じように、私自身も撮影を通して、みなさんとの絆が日々強くなっていく感じがしていました。4人だからこそ乗り越えることができたし、ほかのお三方からたくさん刺激をいただくことができました。

さとうほなみ(さとう):右に同じって感じです。紘菜ちゃんに全部言われちゃいました(笑)。付け加えるとしたら、もっと4人のシーンがあったらよかったですねぇ。もっとたくさん4人でわちゃわちゃしたかなったな~って気持ちがあります。

石橋菜津美(石橋):実は、みんなで揃ったのって2回くらいだよね。

山崎:2人や3人というシーンが多くて、4人が全員集合する場面って意外と少なかったよね。

――ずっと前から4人で仲良しだったような雰囲気がありますね。どんな瞬間に絆が生まれたのでしょうか。

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石橋:もちろん最初は探り探りでした。役に対して真摯に考えていて、みんなが同じ方向を向いている感じが直感でわかったというか。自然に相談し合えるような仲になっていました。

佐藤玲(以下、佐藤):実年齢の差を全然感じないのがよかったですね。ドラマの中でツッコミあったりする関係が、カメラが回ってないときにも自然に馴染んでいったという感じです。

石橋:悩みがあるときはみんなに話して解決していたのも印象的です。台詞一つとっても、言い方によって受け取り側は繊細に感じると思うので、台詞の細かい言い回しとかも相談させてもらっていたので助かりました。

佐藤:女性たちの会話ってバランスが難しいと思うんです。フォローもするけど、ちゃかしたりもするし、2人きりになったら慰めたりもする。その距離間がこの4人は近かったのが有難かったかな。

山崎:仲間がいたということはすごく心強かったですね。

――演じられた役柄とはどんなふうに向き合ってきましたか。ご自身との共通点を感じた部分や新しい発見などありましたら教えてください。

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山崎:恭子という役は、お姉ちゃんとの関係がとても深い役です。実際に私も姉がいて、姉は昨年結婚して、つい最近、赤ちゃんが生まれました。姉は看護師をしているので、年齢と共に女性の体がどう変化するかなど、色んなことを教えてもらっていました。子供を産むという体験談も直接姉から聞いて。恭子もお姉ちゃんとの関係からいろんなことを学んでいるので、恭子とはリンクする部分も多く、共感しながら演じていました。

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ほなみ:私は、実年齢は32歳ですが、遥のように30歳までにと言っていた記憶はあんまりないんですよ。25歳くらいのときには、30歳が近づいている気がするなあとぼんやり思っていた気がします。実際に29歳になっちゃうと、あと1年でなにか大きく変わるなんて難しいと思って、自然に受け入れましたね。悩む年齢も考え方も人それぞれなので、29歳という年齢に限らず、いろんな意味で共感してもらえるドラマかな。

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佐藤: 私も同じかも。20代後半に差し掛かって来たときに、「自分には何ができるのかな」と考えたこともありましたが、実際に29歳になったら逆に開き直っていますね。花音という女性は、結婚にポジティブなキャラクターでしたが、世の中に色んな考え方がある中でどうして花音は結婚したいのかなって、考えながら過ごした日々でした。ラストまで見ていただけたら、彼女が本当に望んでいたものがなんだったのか、視聴者の皆さんにも伝わるかなと思います。

石橋:私の演じた詩という女性は、なにかに囚われることなく、今までの人生を生きてきた人です。私自身も、何歳までにどうしたいということはあまり考えてないし、人それぞれ幸せはその人が決めることだと思っています。肯定も否定もしない部分は共感できたところでした。

――最後に、ドラマの見どころ、視聴者へのメッセージをお願いします!

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ほなみ:すごくいろんな感情が入り混じっているというか。私自身、女性がこんなにいっぱいで撮影したのは初めてだったので、女性が集まるとこうなるのか、という発見がありました。ドラマでもそういう部分が垣間見えると思います。キャラクターもそれぞれなので、面白いところを一つ見つけてみてもらえたらうれしいです。

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山崎:みなさんのお芝居に感情を揺さぶられたり、自分では思ってもみなかった表情が出たり、相手の台詞を受けて変わることが多い現場でした。それは4人の信頼関係があったからこそ。4人の絆を感じてもらえたらいいなと思います。

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石橋:私も、お芝居をしながら毎回発見があって。現場に来るたびに得る物ばっかりでした。紘菜ちゃんが言った絆があったからだと思います。台詞以外の気持ちのぶつかり合いみたいな部分を感じてもらいたいです。

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佐藤:この人の「ココ」が自分に似ているなとか、友達がこんなことを言っていたな、とか。共感してもらえることがいっぱいある作品だと思います。4人の楽しそうな雰囲気も感じてもらえたらいいですね。解決しなくても、向き合わなくても、誰かがいればなんとかなりそうな感じが見てくれる人に伝わったらいいなと思います。

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――ありがとうございます!配信を楽しみにしています!

取材・文:氏家裕子
写真:You Ishii

■オリジナルシリーズ新作ドラマ『30までにとうるさくて』番組概要

「この4人だから自然に絆が生まれた」さとうほなみ、山崎紘菜、佐藤玲、石橋菜津美が共演の感想を語る
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放送日程:2022年1月13日(木)夜10時〜(全8話)
放送チャンネル:ABEMA SPECIALチャンネル
視聴ページ:https://abema.tv/channels/abema-special/slots/DretmjRiWGRcqd

企画・プロデュース:藤野良太
脚本:山田由梨
演出:金井紘
出演:
さとうほなみ
山崎紘菜
佐藤玲
石橋菜津美

堀井新太
栁俊太郎

島崎遥香
中田クルミ

菊池亜希子

(C)AbemaTV, Inc

新ドラマ「30までにとうるさくて」
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