文房具屋の主人がヤクザの一員に!? 裏社会で増加中の「ウラ盃」の仕組みとは
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 17日深夜、『スピードワゴンの月曜The NIGHT』(ABEMA)が放送され、反社会勢力が一般人との見分けがつきにくくなる「ウラ盃」の仕組みを解説する一幕があった。

 この日は「これが2022年の裏トレンドだ! 裏流行語SP」と題して、裏社会ライターで編集者の草下シンヤ氏、歌舞伎町を研究する大学生作家の佐々木チワワ氏、雑誌『実話ナックルズ』編集者のバーガー菊池氏をゲストに招き、去年から今年にかけて裏社会で流行る、流行った言葉は何なのかを紹介していった。

 「裏社会で台頭するニューフェイス」として登場したのが「ウラ盃」で、草下氏によれば反社会勢力が使用する用語だという。いわゆる“ヤクザ”であるかどうかについては「盃を交わして登録をする」という行為が必要なのだとか。

【動画】近年増えている「ウラ盃」とは?裏社会の専門家が解説(1時間23分頃)

文房具屋の主人がヤクザの一員に!? 裏社会で増加中の「ウラ盃」の仕組みとは
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 登録をすることで構成員となるが、それを警察当局などが把握すると活動が難しくなることから、現在は「登録をしないで盃だけを交わす」という、いわゆる「準構成員」のような位置づけの人々が増えているそう。

 ウラ盃を交わした者たちについて、草下氏は「実際には若い衆と同じように使う。外から見たらカタギで、警察とかからも補足されないので、普通の正業につくことができたり、そういった活動をしながら運転手役を務めたり、カバン持ち役もやる」と解説した。

 草下氏は「日本のヤクザは変わっていて、看板を出して身分を明かして事務所もある独特な組織。海外のマフィアは存在が犯罪になっている国も多いので、わからないようにするのを徹底している」と、日本もウラ盃が主流になってきており、海外のようにマフィア化していっていると説明した。

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 井戸田は「わかりやすい方がいらっしゃらなくなる?」と問いかけると、草下氏は「そうです」と即答。小沢一敬が「普通の街の文房具屋のおじさんが、マフィアの一員ということになってくるってこと?」と問いかけると、草下氏はそれもあり得るとして「喧嘩のときに、電話ワンコールでパッとコンパスを持って突っ込んでくるかもしれない」と冗談交じりに答えた。

 草下氏は「組織も慕ってくれる若い子たちに不都合な思いをさせたくないし、辞めると言ったら辞めてもいいやみたいな感じで考えている、ちょっとゆるくなっているパターンのウラ盃もある」と補足。「そういった時代になってくる、ということだと思います」と総括した。

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