中国の宅配大手は、コロナ禍で活用された宅配ドローンの大規模な利用に向けて準備を進めている。
広東省・深センの住宅地に現れた宅配大手・美団のドローン。レストランの料理などを載せたドローンは、配送先として指定されたロッカーに自動で着陸し荷物を保管する。使われるドローンは、10キログラムの荷物を積んで20キロメートルを飛行できるという。
ドローンを使った宅配は、新型コロナウイルスの感染拡大で封鎖された住宅地への配送に活用され、美団は一般の利用に向けて実証試験を続けている。会社の幹部は「宅配ドローンの大規模な活用は今後5年から10年で実現される」との考えを示している。(ANNニュース)