ミュージカル『ミス・サイゴン』日本初演30周年記念公演の製作発表会が7日、都内で行われ、俳優の市村正親(73)、女優の高畑充希(30)らが出席した。
【映像】「しがみついてこの役を離すものか」市村正親、今後の目標明かす
『ミス・サイゴン』は、ベトナム戦争末期の現在のホーチミン市・サイゴンを舞台に、フランス系ベトナム人「エンジニア」が経営するキャバレーで知り合った、ベトナム人の少女「キム」と米兵「クリス」の恋愛模様を描いた作品で、2020年は、新型コロナウイルスの影響で全国8都市106公演が中止となっており、今回は当時のキャストが再集結した待望の公演となる。
高畑は、公演の再開について「中止があってしばらくしてから、また2年後に再演ができるかもって聞いた時に『このタイミングを待っていたのかも』って思って、そこまでにちょっとでも成長できていたらなとも思いましたし、他の仕事をしながらも定期的にCD聞いたり、稽古場でみんなで録った声の録音とか聞いて、懐かしさに浸ったりして『あ~良い曲だよな』とか思って、すごくポジティブな気持ちというか『またあのカンパニーでやれる、楽しみ~』という感じが強いです」と話した。
1992年の日本初演以来、30年に渡りエンジニア役で出演し続けている市村は「本当にありがたいのは、傾斜の舞台からフラットになったので、これで半永久的にやれるんじゃないかなと思っています。そのうち、車イスに乗りながら『それでもしがみついてやる』これこそがエンジニアの精神なので『たとえどんな状態にあろうと、しがみついてこの役を離すものか』というのが今後の目標です」と生涯を懸けた強い思いを明かした。(『ABEMA NEWS』より)
■Pick Up
・キー局全落ち!“下剋上“西澤由夏アナの「意外すぎる人生」
・『今日好き』小國舞羽さんのリアルな買い物事情