悲しい破局を迎えた2人に急展開。ABEMAオリジナルドラマ『30までにとうるさくて』第5話では、世間の偏見に引き裂かれた詩(石橋菜津美)と真琴(中田クルミ)が再会。あふれ出る思いをぶつけ合った末に迎える二人の未来とは?
【動画】元カノを感動させた"ウエディングショー"の内容(31分50秒頃~)
美山遥(さとうほなみ)、三浦恭子(山崎紘菜)、藤沢花音(佐藤玲)、佐倉詩(石橋菜津美)ら仲良し女子4人組には共通点がある。全員が29歳の独身であり、恋に仕事に結婚、出産、女性ならではの様々な悩みを抱えながら、煌びやかなTOKYOで必死にサバイブ中。令和の20代女性が抱える本音が詰まったドラマとなっている。
恋人・真琴との破局以降すっかり意気消沈の詩は、恭子の会社が威信をかけて進めるウエディングイベントの仕事にも身が入らない様子。一方、新進気鋭のモデルとして活動中の真琴の心境も実は同じようだった。
傷心をいやすために急遽実家に帰った詩は、母に真琴との破局を報告する。「世間の目とかあるみたい。それを言われたら仕方ないというしかない」「結婚できない自分がウエディングウェアの仕事をするって皮肉。仕方ないけれど」。そんな自虐&諦めモードの詩を母は「仕方ないなんて言ってほしくない」「二人は何も悪くない」「好きなのに一緒になれないなんておかしい」と励まし、詩の気持ちを軽くしてくれるのだった。
母の言葉を勇気に、詩は行動に出る。恭子たちが進めるウエディングイベントのコンセプトを「一般的な結婚の形」から「結婚の多様性」に変えること提案。発表が差し迫る時期での提案に驚く恭子には「⾃分はこの商品の対象じゃないとか、社会に存在することが前提とされてない感じ。しかもそれに⾃分が仕事を通して加担している」と、葛藤を打ち明け「いつまで自分の気持ちを無視し、私たちはいつまで無視をされるのか。自分の近くから変えられることは変えていきたい」と、素直な気持ちを口にする。
本音を打ち明けてくれた詩に心打たれた様子の恭子は「変えられることを⼀緒に変えよう!」と変更案を快諾。恭子という理解者を得た詩もパワーを取り戻し、クライアントに対しても熱弁プレゼン。「多様性」という現代社会ならではの視点を取り入れた変更プランは見事受け入れられ、ショー当日を迎える。
「すべての人が当たり前にウエディングフェアを楽しむ時代へ」というコンセプトを掲げたショーは大盛況。ステージ上では男女カップルのウエディングに加えて、同性同士のウエディング姿もフィーチャーされている。多様性を取り入れたショーを見つめる観客の中には、詩とは二度と会わないと口にした真琴の姿があった。恭子らが詩には内緒で会場に招待していたのだ。
ショー終演後に一人客席に残る詩のもとに、真琴がやってくる。驚く詩に真琴は「当たり前に生きれる日が来るかもしれないって、ちょっと泣きそうになっちゃった」と真琴が提案したプランを絶賛。すると詩は「私たちもう本当に一緒にいられない?諦めたくない」と今まで伝えたくても伝えられなかった想いを口にする。後ろめたさを抱く真琴が「私あんなに詩のこと傷つけたんだよ?」と言うと、詩は「真琴は悪くないから」「一緒にいてほしい」と告白。2人は涙ながらに抱き合い、再び恋人同士になった。
2人の復縁にSNSでは「詩良かったあああ 誰もが自分の幸せを自由に選択できる世の中にみんなでしていかなきゃね」「胸が痛くなる」「すごい泣いてしまった…」「ウタの幸せになりたいって言葉がもう…」などのコメントが溢れている。次回は2月17日(木)22時から放送。