7日深夜、『スピードワゴンの月曜The NIGHT』(ABEMA)が放送され、芸人が「宇宙人を名乗る男」と会ったエピソードを語った。
この日は「お化けよりも人間が怖い! 芸人による人怖SP」と題して、ゲストにライターの村田らむ、芸人のウエストランド・井口浩之、街裏ぴんく、コラアゲンはいごうまんを招き、怪談よりも怖い実在する人間による「人怖」な話を披露していった。
【動画】"宇宙人"を探しに行った芸人が遭遇した"怖い人"たち(28分頃~)
コラアゲンはいごうまんは、当時所属していたワハハ本舗の演出家から「宇宙人に会う努力をしろ」という指令を受けたそう。そこでリサーチをして「宇宙人といえばこの方」とという第一人者の老人に会いに行ったという。
ところがその老人と会った際の第一声は「おたくのご予算は?」というもの。急に「宇宙人ビジネス」の匂いを感じ取ったコラアゲンはいごうまんは、「ご予算とはどういうこと?」と質問を投げかけたという。その老人は「高額の宇宙人は本物っ“ぽい”」と発言したため「これはアカン」と断念したのだとか。
その後コラアゲンはいごうまんはなんとか宇宙人に会おうと、UFOを呼ぼうとしたり、NASAに問い合わせをしたりするなど努力を重ねたが、収獲はなし。最後の手段として「『自分は実は宇宙人だ』という方は私に声をかけてください」と書かれたボードを持ち、日曜日の夕方の新宿アルタ前に立って直接募集をかけることに。
街の人たちの反応は失笑の嵐だったが20分ほど耐えていると、なんと自ら宇宙人を名乗る男が登場。見た目はお笑い芸人のカラテカ・矢部太郎に似た小柄の男性で、コラアゲンはいごうまんは「本当に会いたかったです! 話を聞かせてください」と、男性と一緒に喫茶店に移動したそうだ。
しかしその男性は新興宗教の人物で、喫茶店では延々と宗教への勧誘を受けたそう。新興宗教への偏見はないものの期待していた内容とは違ったため「すみませんけど、宇宙人の話をしてくれ」とお願いすると、男性は「あとでしゃべるから、とにかくうちの教団の良さをわかってくれ! 本当に人生変わりましたから!」と話は平行線に。
改めてコラアゲンはいごうまんが「(あなたが)宇宙人であることは間違いないですよね?」と問いかけると、男性は「嘘です!」とキッパリ。この時点ですでに45分が経過しており、すっかり無駄骨となってしまったのだとか。
「一生懸命やっている僕に対して、なんで嘘までついてあなたは僕に声を掛けたんですか」と抗議すると、男性は「あなたには救いが必要だと思いました」と回答。耳を疑う一言にコラアゲンはいごうまんは「お互いな!」と思ったと明かして、見事なオチにスピードワゴン小沢は「素晴らしい」「聞いていて気持ちいい」と、爆笑しながら絶賛していた。
エピソードトークが終わったあと、小沢は「おたくのご予算は?」と聞いてきた老人について実際の値段はいくらだったのかと質問、コラアゲンはいごうまんは、1番安い宇宙人が3万8000円で、1番高い“ほぼ”宇宙人は「3ケタ(万円)ありました」と振り返っていた。