女性の弱みに付け込んだ卑劣な精子ドナーに制裁!? ABEMAオリジナルドラマ『30までにとうるさくて』第6話では、29歳独身女性が悪質な精子ドナーに騙されていたことが発覚する。
美山遥(さとうほなみ)、三浦恭子(山崎紘菜)、藤沢花音(佐藤玲)、佐倉詩(石橋菜津美)ら仲良し女子4人組には共通点がある。全員が29歳の独身であり、恋に仕事に結婚、出産、女性ならではの様々な悩みを抱えながら、煌びやかな東京で必死にサバイブ中。令和の20代女性が抱える本音が詰まったドラマだ。
イベント会社を経営する恭子は、仕事一筋人間。恋愛や結婚、出産には興味がなかったが、婦人科系の病気発覚をきっかけに子供を持つことを考えるように。しかし理想の相手はなかなか現れず、恭子は選択的シングルマザーとしての道を歩むべく、精子ドナーから提供を受けようとする。マッチングサイトやSNSを使い、恭子は医療関係の仕事に従事するという男性に辿り着く。
その男性・横尾は不妊治療に悩む姉の苦労を間近で見ていたことから、善意でドナー活動を始めたらしい。恭子は横尾の活動理由にも感銘を受け、精子提供を受けることにする。緊張のやり取りをすべて終えて、あとは妊娠の結果を待つばかりとなった。
そんな恭子が夜の繁華街を歩いていると、居酒屋のキャッチをしている横尾と遭遇する。まさかの横尾の姿に恭子は驚き問い詰めると、医療関係という職業も学歴もすべてウソ。一回3万円の謝礼欲しさに女性の弱みに付け込み、アルバイト感覚でドナー活動を行っていたのだった。
そんな事実を女友達にも言えずに一人で抱え込んでいた恭子だったが、4人での温泉旅行中に生理が来たことで「妊娠していなかった…」と大号泣。親友メンバーは「またチャンスがあるよ」などと励ますが、恭子は「妊娠していなくてよかった…」と安堵の涙であることを説明。これまでの顛末を告白する。
想像を絶する横尾の卑劣な行為に詩、花音、遥は驚愕と同時に怒り心頭。自分を責める恭子に対して「騙した方が悪い!」と励ましの言葉をかける。温かい味方の言葉に恭子は「本当に怖かった。そのことを受け入れられなくて。こんな人を騙すような人の子供って。でも子供には罪ないし。どう考えていいかもわからなくて」と内に秘めていた恐怖と混乱を吐露する。
その日の夜、旅館の一室で川の字で眠る4人。おもむろに遥が恭子の布団にもぐりこみ「大丈夫?」と声をかけると、詩、花音も恭子の布団近くに集合。みんなで恭子を抱きしめるようにして眠り、無言のエールを送るのだった。
旅行からしばらくして、遥たち4人に久々に恭子から「話したいことがある」と呼び出しがかかる。詐欺ドナー男の横尾を「どうしても許せない」と憤る恭子は、他の女性が自分と同じ過ちや被害にあわないようにするべく、新たな精子バンクの事業を立ち上げることを宣言する。
恭子の決意に3人は驚くものの、徹底したリサーチと恭子の断固とした考えに「てっきり落ち込んでいるのかと思っていた」(遥)、「そっちの考えになるのが凄い」(詩)とリスペクト。自身の妊活についても「もっと慎重に焦らずに進めていく」とあきらめない恭子の姿に花音も「応援している」と力を込めるのだった。
恭子が受けた心の傷を我がことのように受け止めた3人は「恭子は凄い」とその前向きさを称える一方、「このままでいいのか?」と同じ女性として疑問を感じる。そして3人は恭子には内緒で、横尾への復讐のためにある行動に出る。29歳独身女性3人が下した制裁とは?ABEMAで見逃し配信中だ。