羽生結弦、4Aへの飽くなき挑戦「僕の心の中にいる9歳の自分が跳べとずっと言ってた」「最後に壁の上で手を伸ばしていたのは9歳の俺自身だった」
【映像】中国の羽生ファン会場周辺に集結 スマホ観戦で涙も

 北京オリンピックフィギュアスケート男子シングル日本代表の羽生結弦(27=ANA)選手が14日夜、記者会見を開いた。

【映像】羽生「心の中の9歳の自分に褒めてもらえたジャンプ」

 会見の中で記者から「挑戦したオリンピック」の演技を振り返ってみて満足度を問われると、ショートプログラムについて「ハッキリ言ってすごく満足しています」と笑顔で胸を張った羽生だが、これからのモチベーションについては少し間をおき、正直な話として次のように答えた。

「いままで4Aを跳びたいってずっと言ってきて、目指してきた理由は僕の心の中にいる9歳の自分がいて、あいつが跳べってずっと言ってたんですよ。ずっとお前へたくそだなと言われながら練習していて。でも今回のアクセルは褒めてもらえたんですよね。一緒に跳んだというか、気づいてくださらない方も、まぁ、ほとんど気づかないと思うんですけど。じつは9歳のときとおんなじフォームなんですよ。ちょっと大きくなっただけで。だから一緒に跳んだんですよ。それが自分らしいと思ったし、何より4Aをずっと探していくときに、最終的に、技術的にたどり着いたのが『あの時のアクセル』だった。ずっと壁を登りたいと思っていたが、色々な方々に手を差し伸べてもらって、色々なきっかけを作ってもらって、登ってこれたと思っているんですけど、最後に壁の上で手を伸ばしていたのは9歳の俺自身だった。最後にそいつの手を取って、一緒に登ったなという感触があった。羽生結弦のアクセルとしては、これだったんだと納得できている」と振り返った。(ABEMA NEWS)

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