羽生結弦選手「僕の中では納得してます。満足した4回転半だったと思ってます」
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 フィギュアスケート男子の羽生結弦選手(27=ANA)選手が14日夜、記者会見を開き、フリーで挑戦した「4回転アクセル(4回転半)」について「満足した4回転半だったと思ってます」と振り返った。

【映像】羽生選手「ジャンプの最高点にはたどりつけた」

 今後の4回転半への挑戦について質問を受けた羽生選手は「どうなんでしょうかね。まだ自分の中でまとまってはないです」と笑顔を見せると、痛めた自身の足の状態について、また出場を決意した経緯について次のように語った。

 「前日の練習で足を痛めて。4回転半で思いっきり、自分の中でも一番に締めて片足でおりにいって、その時に捻挫しました。捻挫の程度も思ったよりひどくて、普通の試合だったら完全に棄権していただろうなと思います。今も安静にしていないと本当はいけない期間で。ドクターからは『もう10日は絶対に安静にしてね』と言われてるんですけど、それぐらい悪くて。当日の朝の公式練習、あまりにも痛かったのでどうしようかなと思ったんですけど、6分間練習の10分前ぐらいに注射を打ってもらって、出場することを決めました」

 そのような状態に加え、ショートプログラムへの悔しさなどいろいろな気持ちが渦巻いた結果、「自分の中でも最高のアクセルができたと思っています」と羽生選手。続けて、「きっとジャンプにはいろんな技術があって、僕は4回転半というものを習得するにあたって、いろんな技術を研究して、学んで、自分のアクセルにつなげようと思ったんですけど。やっぱり自分自身のジャンプは曲げたくないっていうか。あのジャンプだからこそきれいだって言ってもらえるし、僕はあのジャンプしかできないし。だから、絶対に思いっきり飛んで、思いっきり高いアクセルで、思いっきり早く締めてっていうことを追求しました。その結果としての、そのジャンプとしての最高点には僕の中ではたどりつけたと思ってますし。回転の判定もいろいろありますけど、僕の中では納得してます。満足した4回転半だったと思ってます」と語った。(ABEMA NEWS)

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