イケメン棋士が超早指しのプレッシャーで目覚めた?「秒に追われるのがだんだん快感になってくる」/将棋・ABEMA師弟トーナメント
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 極限のプレッシャーで、イケメン棋士が“何か”に目覚めてしまったかもしれない――「第1回ABEMA師弟トーナメント」準決勝の第1試合、チーム谷川とチーム畠山の対戦が2月19日に放送された。この大会は、持ち時間5分、1手指すごとに5秒加算というフィッシャールールで行われている。公式戦よりもはるかに短い時間の中、多くの関係者・ファンに見守られて指すのは、大きなプレッシャーがかかる。さらに残り10秒を切ると「ピッ、ピッ」というチェスクロックの音が鳴り始め、これがまた緊張感を増す。これに参加棋士の一人、都成竜馬七段(32)が「秒に追われるのがだんだん快感になってくる」と発言したため、ファンが「好きでやってたのか」「秒読みフェチか」と盛り上がることになった。

【動画】本音がこぼれた都成竜馬七段

 都成七段は関西所属のイケメン棋士として知られ、師匠は谷川浩司九段(59)。過去には同じルールで行われた「ABEMAトーナメント」にも出場歴があるが、この超早指しルールでは苦戦が続き、早い段階から残り数秒という状況に追い込まれ、自分だけでなく周囲も冷や汗をかく、という対局が続いている。この試合でも畠山鎮八段(52)、斎藤慎太郎八段(28)という2人と熱戦を演じ、やはりチェスクロックが刻む音で鼓動を速くしていた。

 都成七段が、超早指しについての思いを話し出したのは、会議室で対局を見守っている時のことだ。第1局、谷川九段と畠山八段の対戦で、先に畠山八段の持ち時間が残り少なくなった。これを見た時「畠山先生、なんか自分と似てるなあ」とにっこり。さらに「秒に追われるのが、だんだん快感になってくる」と、対局のことを考えれば中盤、終盤にたっぷり時間を残しておくのがいいが、この迫りくる緊張感がくせになるという意味合いのコメントを残した。

 一方、谷川九段と斎藤八段の対局の時は、違う感想も口にした。2人とも、慌ててバチンと指すこともなく、優雅な雰囲気すら漂わせていたが、特に斎藤八段は残り持ち時間が見た目ほど減らない。「斎藤さん、ゆったり指しているのに時間はキープしているんだよな。不思議だ…」。くせになるほど、毎回秒に追われている都成七段にとっては、理解できないことだったのだろう。

 この都成七段のコメントの数々にはファンからも反応が続々と届いた。「嬉しそうに言うなw」「快感なのかw」「秒に追われるのが快感になるの?」といった声が相次ぎ、イケメン棋士にまた新たな魅力(?)が追加されることになった。

◆第1回ABEMA師弟トーナメント 日本将棋連盟会長・佐藤康光九段の着想から生まれた大会。8組の師弟が予選でA、Bの2リーグに分かれてトーナメントを実施。2勝すれば勝ち抜け、2敗すれば敗退の変則で、2連勝なら1位通過、2勝1敗が2位通過となり、本戦トーナメントに進出する。対局は持ち時間5分、1手指すごとに5秒加算のフィッシャールールで、チームの対戦は予選、本戦通じて全て3本先取の5本勝負で行われる。第4局までは、どちらか一方の棋士が3局目を指すことはできない。
(ABEMA/将棋チャンネルより)

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