劇団ひとり、空気を乱す生アドリブ演技でベッキー、剛力らを翻弄!「ひとり劇場」「普通にしゃべってください」
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 3月12日(土)午前0時より、『マーダー★ミステリー 〜探偵・斑目瑞男の事件簿~湯けむり殺人事件 解決編』がABEMA SPECIALチャンネルで放送された。昨年反響を呼んだ『マーダー★ミステリー』の第2弾として放送された今作。問題編に続く解決編では、劇団ひとりの独断生演技に周囲が翻弄&困惑する一幕があった。

【動画】『マーダー★ミステリー 〜探偵・斑目瑞男の事件簿~湯けむり殺人事件 解決編』

 “マーダーミステリー”とは、その場で渡された設定を読み込んで推理ドラマのキャラクターになりきり、殺人事件の解決を目指す体感型ゲームのこと。当番組では巷で話題のこのゲームをベースに、出演者たちが即興演技と殺人犯探しの謎解きに挑戦する。参加者に与えられるのは“キャラクター設定”と“事件当日の行動・ヒント(証拠品)”のみ。参加者たちは『全員容疑者』という疑心暗鬼にかられながら、台本も筋書きも無い中、全体での話し合いや密談を繰り返し予測不能のミステリードラマを作り上げていく。

 今回の舞台は山奥にひっそりとたたずむ温泉宿『伊呂鳥荘』。“ひとたびつかれば5歳は若返る”と言われる宿の名物『鳳凰の湯』で、宿泊客の女性・赤村瑠璃(吉住)の死体が発見された。今夜宿に泊まっている6人の宿泊客と、1人の若女将。何かしら秘密を抱えている様子の7人の中に犯人はいる。一体、誰が赤村を殺害したのか?事件の全真相は、誰も知らない。

 前編にあたる問題編では『5年前に引退した女優・虹川あきら』彼女の主演作である『再生の翼』そして『5年前の火事』といったワードが浮上するも、点と点は繋がらない。さらに劇団ひとり演じる医師・青井戸辰巳(※本名・青梅未来)が“マム”と名乗る人物に、自分が開発した新薬を盗んだ緑谷亮(新納慎也)の殺害を依頼していたことも判明した。

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 再び各々が密談を行う中で、青井戸に自身がマムであると明かす女将の白鳥蘭(ベッキー)。しかし白鳥と青井戸は互いに交換殺人を依頼し合ったと思っていたが、2人の間にはもう1人謎の人物が入り込んでいた。白鳥は映画監督・黄河タカシ(両角周)の殺害を依頼し赤村の殺害依頼を受けたが、青井戸は脚本家・紫堂京介(生瀬勝久)の殺害依頼を受け緑谷の殺害を依頼しており、2人の依頼は行違っていたのだ。

 藤の間に全員で集まった際、黒須硝子(江野沢愛美)が焼却炉でサバイバルナイフを見つけたと取り出すと、白鳥はそのナイフが自分のものであることを暴露する。そして白鳥と青井戸は交換殺人を目論んでいたこと、しかし誰かが2人の間に入って殺害依頼を操ろうとしていたことを一同に明かすのだった――。

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 そして新たに現れる、謎を解く手がかり。ごみ箱に捨てられていた意味深なメッセージや、緑谷がいつの間にかポケットに入れられていたと話す“監視者”からのメモ――。一同が眉間にシワを寄せながら推理を巡らせる中、青井戸演じる劇団ひとりの暴走が始まった。

 緑谷に「やっぱり俺、腹の中じゃお前のこと許せなくてな。本当のことを言え」と詰め寄り「その水(青井戸が緑谷に手渡したもの)にはな、毒が入っている。本当のことを言わなければ解毒剤は渡さない」と脅す青井戸。しかし緑谷は「知ってることは全部言ってます」と混乱した様子を見せ「“監視者”は青井戸さん、あなただと思っていました」と青井戸に切り返した。緑谷が盗んだ新薬の真の開発者であり、内情を全て知る青井戸が怪しいと思っていたと話す緑谷。すると青井戸はとつぜん「…俺?」とハッとした表情を見せ「俺がずっと探していた監視者は、俺自身だった…?」と、今までと違ったテイストの小芝居をはじめた。

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 劇団ひとりの暴走に「あの、そういう深いアレじゃないです」「1回ちょっと戻しましょう」とツッコミを入れる面々。すると青井戸は「違うのか?良かった」とほっとした表情を見せ「毒は入っていない。ただの冗談さ」とまたしても周囲をかき乱すのだった。

 撮影の合間、劇団ひとりは自身の演技を振り返って「大どんでん返しですよね。自分が“監視者”だったっていう。何か、ありそうじゃないですか」とカメラに笑う。緑谷演じる新納は「脚本や制作側が出してくる“混乱する仕掛け”にプラス、劇団ひとりさんが混乱させてきて、もう意味が分からない」と頭を抱えた。柴堂演じる生瀬もまた「女将を疑っていたのに交換殺人を受けたって白状しちゃったから、もう一度(今までの推理が)白紙になっちゃうんですよね…」と考え込み、白鳥演じるベッキーは「なんとなく絞れてきましたね。だんだん犯人に近づいている感じが楽しい。みんながだんだん素っぽくなって、本当に犯人当てたくなっているのが面白い」と笑顔を浮かべた。

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 再び藤の間で議論を交わす一同。黒須が青井戸の部屋で赤村のものと思われる巾着袋の中からナイフと“カンシシャ”と書かれたUSBを発見したと話すと、青井戸は突然「違う!俺じゃない!俺じゃないよ!」とうろたえながら席を立つ。劇団ひとりの過剰な演技に、また始まった…と言わんばかりに笑いをこらえるベッキーや生瀬。黒須から「先生、ふつうに喋ってください」と指摘を受け、ベッキーからも「やめろっつぅのソレ」と大きなツッコミを受けた。

 そして議論を重ねる中で次第に晴れていく湯煙。判明する『5年前の火事』の全貌と『虹川あきら』の正体。しかしシリアスな展開にもかかわらず、突然泣きの熱演をはじめる劇団ひとり。彼の空気に飲まれ、その場は笑いに包まれてしまった。明かされた犯人は、まさかのあの人物。そして、犯行の動機とは!?

 演技を終え、感想戦では「すっごい楽しかった」と満面の笑顔を見せる劇団ひとり。ベッキーは「でしょうね!ほんとにもう、空気どんどん変えていくから!」と笑顔でツッコミ、江野沢も「笑いを堪えるのに必死すぎて、みんな笑ってました」とコメントした。

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 さらに劇団ひとりの熱のこもった演技に対して「劇団ひとり劇場みたいになってたから。ブレる!ブレる!」と話すベッキー。本筋から話題がブレた原因は、ほぼ劇団ひとりにあると指摘した。

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 そして今回もっとも輝く演技をしたMSS(モストシャイニングスター)は、順を追って推理を進めみんなをまとめてくれたあの人の手に……!

 最後に『マーダー★ミステリー』に参加した感想を尋ねると、ベッキーは「向いてないと思ったけど、またやりたくなっちゃいました!楽しかったです。素晴らしい!この企画」と笑顔を浮かべた。生瀬は疲れが溜まった表情で「疲れるね…」とつぶやき、ベッキーのスムーズな進行と演技を絶賛。瀬さゆり役の剛力彩芽は「苦手です。楽しかったですけど」と苦笑いを浮かべ、好き勝手演技で暴れまわった劇団ひとりは「楽しかったね。途中から犯人どうでもよかった」と笑い「次は殺人事件起こらなくていいから。殺とか挑戦したいと思います」と次回作にも意気込みを見せた。

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