3月9日より順次放送中のアニメ「東京24区」第9話は、24区の安全を守る“KANAEシステム”が開発されるまでの過程が描かれたエピソードだった。
「東京24区」は、監督・津田尚克氏、脚本・下倉バイオ氏、制作・CloverWorksによる新作オリジナルアニメーション。東京湾に浮かぶ“24区”と呼ばれる人工島を舞台に、“ある事件”をきっかけにバラバラになった幼なじみ3人が“やり直しのきかない選択肢”を迫られる青春サスペンスが描かれる。
第8話では、また新たなトロッコ問題が発生した。そんな中、ヒーローに憧れる青年・蒼生シュウタ(CV:榎木淳弥)が、犯罪予告を行なう謎の存在“カルネアデス”に遭遇。思わぬ人物がカルネアデスであることを知るのだった。一気にストーリーが動く展開に、視聴者からは「ビックリした」「過去にいったい何があったんだろう」「ハラハラしっぱなしだった」などの反響が寄せられた。
最新話にあたる第9話では、世界的グラフィックアーティスト・ゼロス(CV:諏訪部順一)とKANAEシステムの開発者・翠堂香苗(CV:大原さやか)が旧知の仲であることが明らかになった。かつてゼロスは、香苗が開発したAIを搭載した自動車の事故によって重症を負ってしまった。さらに、ゼロスが事故をキッカケにグラフィックアーティストになったことも明らかになった。
また、24区の区長である翠堂豪理(CV:楠大典)が娘のアスミ(CV:石見舞菜香)をKANAEシステムに導入した理由も判明。大人たちの関係が明かされた第9話に、Twitter上では「今回の話ですべてが繋がったな」「大人組の立ち位置がこれでスッキリ」「ゼロスの由来感動した!」「エゴだねぇ…」「怒涛の過去回でした」といったコメントが上がっていた。
第9話「シルバーソルト」
【あらすじ】
KANAEシステムは、かつてコウキとアスミの母・香苗が設計したAIがベースとなっていた。
過去、そのAIを搭載した車がゼロスと黒葛川を巻き込んで事故を起こしてしまう。そして、AIの判断でゼロスが被害に遭い、その後遺症で失読症となってしまった。
問題を解決するために頭を悩ませる香苗であったが、システムには原理的に解決できない問題があるかもしれないと諭される。加えて、ゼロスがグラフィティに目覚めたことを聞き、開発を諦めることに。
時は流れ、順調に発展してゆくかに見えた24区だが、香苗の死をきっかけに大きく運命が動き出す。
(C)Team24/東京24区プロジェクト