2020年に放送されたドラマ『ドラゴン桜』(TBS)で原健太役を演じ、大きな注目を集めた俳優の細田佳央太。現在放送中の土曜ナイトドラマ『もしも、イケメンだけの高校があったら』(テレビ朝日)では主人公・池田龍馬役を務めさらに存在感を高めている。
そんな細田がABEMAのオリジナル恋愛番組『オオカミ』シリーズの最新作『彼とオオカミちゃんには騙されない(以下:彼オオカミ)』の第4話にスタジオゲストとして登場した。細田が見守ったのは『彼オオカミ』の中間告白回。大きく恋模様が展開するVTRを見て、何を思ったのか? 収録後を直撃した。
【動画】『彼とオオカミちゃんには騙されない』衝撃の中間告白回
ショックを受けた姿が僕にはかっこよく映りました
――細田さんは『オオカミ』シリーズを知っていましたか?
もちろん知っていました。高校生の時にクラスメイトの女子が話題にしているのを聞いていたので。でも正直に言うと僕自身、しっかりと見るのは今シーズンが初めてです。
――初めて見てどういう感想をお持ちになりましたか? それこそ、細田さんが出演した4話は中間告白回という大事な放送でした。
そうなんです。初めて見たのに、大事な回に出演させてもらってすみませんとも思いつつ…年齢も僕より上の方が出演していたりするので、もしかしたら偉そうに聞こえるかもしれませんが、誰かを必死に振り向かせようと頑張っている姿はかわいいなぁと思いました。でもそれがきっとこの番組の魅力だとも思いますし、願わくば“オオカミなんかいないで欲しい”と思ってしまったんですよね。
――優しいですね。
いえいえ(笑)。でもスタジオにいる僕らは俯瞰して見ている立場なので、恋の矢印が誰に向いているかが一目瞭然なんですけど、この先も僕らが想像するような展開にはならないでしょうし、出演されている方々はとにかく真っ直ぐ相手と向き合っていて、そんな姿を見ると人を好きになる気持ちって強いものだと感じました。
――出演された回で印象に残ったことは?
やっぱり中間告白ですよね。レオくん(松本怜生)はゆなちゃんに、ゆうきくん(櫻井佑樹)はユリホちゃん(大峰ユリホ)にいって、それぞれ1対1で話す時間もあった中で、彼女たちは自分とは違う男性に気持ちが向いていて。もちろん最終結果ではないですが、ひとつの結果が出てしまったことで、男子勢が頭を抱えていたり、それこそ、ショックを受けてたり…でもそんな姿が、僕にはカッコよく映って。
――わかります。
泥臭く一途に好きな子に思いを伝えて、時間を過ごしていた姿が、とにかく印象的でしたね。
自分が「オオカミ」に出演したら?「最終的には報われない結果になると思います」
――初めて『オオカミ』シリーズを見て、自分がこの世界に入ったらどう立ち回るかというのは想像しましたか?
しました、しました。俺、間違いなく、いろんな子に流されると思います。
――そうなんですか(笑)?
いやぁ、翻弄され続けると思いますね。それに加え、すごい人見知りなので、1話の段階では全然喋れてないんじゃないかな。今まで周りは男子ばっかりだったので、女子を相手にすると特に緊張しちゃうと思うし、いろんなことに影響受けて、舞い上がったりしそうです。多分最終的には報われない結果になると思います。
――そんなことはないと思いますが、感情がすべて出てしまいそうですか?
どうなんだろう。うれしいとか、悲しいとか、嫉妬とかの感情はガンガン出てしまうと思いますね。
――隠せない?
隠せないでしょうね。そんなに大人になれないです。無理です、無理です(笑)。
――ということは「好き」という感情表現もしっかりするタイプですか?
結構しちゃう方だと思います。でも冷静には考えていて、相手が僕のこと好きではないのに、グイグイいくのは「キモい」って思われないか、心配になるんですよ…相手が好きだと思ってくれているならば、積極的にもなれますけど。
――仮に今回の『彼オオカミ』に出演したとして、細田さんはオオカミちゃんに騙されそうですか?
間違いなく騙されるでしょうね。
――即答ですね(笑)。
それだけは絶対です。嘘を見破ろうして、裏を読んで、裏を読んで、結局自分が1番わけわからなくなっていると思います。自分がそうなる未来が容易に想像できます。
――では逆に騙す側のオオカミくんとしての出演だったらどうですか?
もしかしたらそっちは得意かもしれないです。これに近いのは僕らが普段やっている「人狼」だと思うんですけど、それならば割といけるというか。最初にその役目を告げられた時のドキドキは半端ないと思いますけど、事前に言われていれば調整はできると思います。
『もしイケ』の現場は「みんな大体ふざけてます」ヒロイン・遠藤さくらに感謝も
――主演されている『もしも、イケメンだけの高校があったら』がもうすぐ最終回を迎えますが、見どころを教えてくれませんか?
やっぱり1番の見どころは誰が選抜メンバーに選ばれるかというところだと思います。後半になってきて、それぞれの人間関係も近くなり、劇中の世界観も強まっていると思います。誰が選抜メンバーに選ばれるかドキドキも味わいながら、人と人との関係値も楽しんでいただけたらと思います。
――それこそ同世代俳優との作品作りとなりましたが、撮影中の印象に残っていることは?
みんなと過ごした時間が長いので、“これ”っていうのは難しいですが、現場ではみんな大体ふざけてるんですよ。内藤(秀一郎)くんも、(藤原)大祐も、(宮世)琉弥も、(藤枝)喜輝も。そしてそれを近くで見ている僕とりん(水沢林太郎)みたいな。まるで男子校のような雰囲気でした。
――和気あいあいとした雰囲気なんですね。一方で、乃木坂46の遠藤さくらさんも出演されていて、かなり注目を集めています。
本当に助けられましたよ。遠藤さんはクランクインの時「お芝居の経験があまりなくて、すごく緊張しています」と言っていたんですけど、外から見てると全然そんなだとは思わなくて。時間が経てば経つほど、桜井カンナとして存在していたし、楽しそうに演じているのを見ると、うれしかったです。コメディの現場なので“楽しく演じる”というのがなにより1番だと思うんですね。僕自身もカンナを演じてくれたのが、遠藤さんで良かったです。
――一緒にお芝居をして、刺激を受けるようなことも?
すごくありましたね。
――最終回、楽しみにしています。それでは最後に“オオカミちゃん予想”を聞かせてください。
僕は“この子”っていうのが定まらなかったんですけど、スタジオで飯豊まりえさんがマイラさん(新井舞良)って仰ってて、考察を聞いて見事にその意見に流されました。マイラさんだと思います。
――あははは(笑)。スタジオでも流されてしまったわけですね。
見事に流されました。“これで違ってたら女の人は信じられない”ってところまで思っちゃいました。飯豊さんの考察を聞く前は、ゆなちゃんだと思っていたんですけど確信は持てていなかったので。
――一方で“彼”は誰だと思いましたか?
レオくんじゃないかな…すごいなと思うのが、ゆなちゃんが、別の人を好きなのをわかっていても、彼女に歩み寄るし、でも決して振り向いて欲しいわけではなさそうなんですよね。ゆなちゃんのことをフォローするようなことも言うんですけど、それはレオくんが優しいからこそだし、常に自分が一歩引いて好きな子のことを見守っているんです。
――第3話にゲスト出演された、一ノ瀬颯さんもレオさんを予想していました。
今回、メンバーの中で一歩引きながら、周りの空気を察しようとする姿は、どこか“彼”っぽいのかなと思います。
細田佳央太が出演した『彼とオオカミちゃんには騙されない』第4話はABEMAにて配信中。また細田佳央太が主演を務める『もしも、イケメンだけの高校があったら』は毎週土曜よる11時よりテレビ朝日系列にて放送。
テキスト・インタビュー:中山洋平 撮影:You Ishii
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