昨年リリースしたミニアルバムの収録曲『シンデレラボーイ』が、多くのYouTuberにカヴァーされたことがきっかけとなり、現在もTikTokなどのSNSで多くの話題を集めているSaucy Dog。彼らの新曲『魔法にかけられて』がABEMAオリジナル恋愛番組『恋する週末ホームステイ』シリーズの最新作、『恋する週末ホームステイ 2022春』(以下、『恋ステ2022春』)の主題歌に決定した。
『恋ステ2022春』の主題歌として新たに書き下ろしたという楽曲『魔法にかけられて』には、どのような想いが込められているのか?石原慎也(Vo,G)、秋澤和貴(B)、せとゆいか(Dr)の3人に話を聞いてきた。
高校生の恋愛の駆け引きに思わず共感『恋ステ2022春』の感想は?
――『恋ステ2022春』をご覧になられた感想を教えてください。
石原: こういうキュンキュンするような恋愛をする機会ってあんまりないじゃないですか。だから羨ましいなぁと思いました。スタジオにもお邪魔させてもらったんですけど、ずっとニヤニヤしてしまって、ゆいPさんに「石原、顔ヤバいよ」みたいに言われて(笑)。でも本当にずっと顔が緩んじゃうぐらい、いいな…ってなりましたね。
秋澤: 高校生らしく、ちょっと手を繋ぐのをためらったり、言葉ひとつを考えている様子はすごくいいなと思いました。でも手慣れている子もいて、すごいなと。落とし方を分かってるというか…(笑)。
石原: まじゅちゃん(リベンジメンバー)?
秋澤: そうそう!その様子を観ながら俺もおじさんになったなって思いました(笑)。
石原: まじゅちゃん、かわいかったですね。
せと: かわいかった!あと私は率直に若いと思いました(笑)。2ショットになったときに「第一印象聞いていいの?」みたいなくだりがあって、この人っていうのは多分あるんでしょうが、でも「含まれてたよ」って言う…、本人にはそこまで深く言わずに、でも良い感じに言うのはめっちゃリアルだなって思いました(笑)。「そうするよな?! 分かる分かる!」って(笑)。
石原: でも俺すぐ言っちゃうわ、正直に。「この子が第一印象だったけど」って。
せと: 「けど」って言うやろ(笑)?
石原: それはさ、いま(その人と)喋ってんやから…。
せと: 「けど今は…」って言うやろ(笑)?
タイトル『魔法にかけられて』に込められた想い
――主題歌の「魔法にかけられて」は『恋ステ』のために書き下ろしたラブソングですが、どういったイメージで制作されたのでしょうか?
石原: お話を頂いて決まるまでが結構長かったんです。どうしようかなと思っているときに、ちょうどコロナ禍の時期で、会えない2人のことをテーマにした書き途中の曲があったので、“あ、この歌詞だったら今ハマるかも”と。『恋ステ』の雰囲気や、どういうところに流れるのかな、などを考えながら、じゃあこういうふうにしたらいいんじゃないか、と書き進めていった感じです。
――楽曲を作られる時は、秋澤さん、せとさんとも相談しながら作られるんですか?
石原: そうですね。
せと: 歌詞とメロディーの基盤は(石原さんが)考えてくれるんですけど、楽曲アレンジなどはみんなでやっています。歌詞も途中段階で見せてくれて話し合ったりしています。
――『魔法にかけられて』というタイトルも皆さんで付けられたんですか?
石原: タイトルは完全に僕ですね。
――どんな意味があるのでしょう?
石原: 曲の中に「愛してるよ、おやすみ」という歌詞が出てくるんですけど、「愛してるよ」って普段は恥ずかしくてなかなか言わないじゃないですか。でも照れながら「愛してるよ~」ぐらいだったら言えるというか。そういう「愛してるよ」でも、言われたほうは嬉しくなるし、話していて相手が笑ってるだけで、楽しそうにしてるだけで魔法にかけられたみたいな気持ちになる。言葉や表情や仕草で“魔法にかけられたみたいだな“っと思える、そんな相手との関係なので『魔法にかけられて』にしました。
――とても素敵な理由ですね。制作する上でこだわったポイントや苦労したところがあれば教えてください。
石原: サビのメロと歌詞ですね。最初はサビ頭が「愛してる」だったんですけど、ちょっとクサいかなと思って変えたんです。それがレコーディングで歌っている途中まで、最後の最後まで浮かばなかったので。
せと: バラードでゆったりとしたテンポなんですが、寂しい、泣けるという感じじゃなく、歌詞も明るい歌詞なので、楽曲自体も明るい雰囲気にしたくて。どうやったら弾めるような感じにアレンジできるんだろう、というのは考えました。
秋澤: ベースラインで言ったら曲のテンション感を最後まで悩みました。最終的にはイントロにベースは入ってないんですけど、最後の最後までついていて、そういうふうに各々最後まで詰めて作り上げていきました。
「また良い曲書けるな…というか(笑)」恋愛番組の影響で曲作りが捗る!?
――『恋ステ』では、高校生たちが恋愛に夢中になる姿が映し出されますが、皆さんが音楽以外で高校時代に夢中になったことはなんですか?
石原: 部活も音楽だったからなぁ。吹奏楽部に入っていてチューバという大きい金管楽器をやっていたんです。小学校4年生から高校3年生までの9年間ずっとやっていて、けっこう熱中していました。最近チューバを買って、それぐらい好きです。
――自宅で吹いたりも?
石原: 結構音が大きいので家ではさすがに(笑)。でも学校の先生になって、吹奏楽の顧問になりたいなと思っていたこともあるくらい、本当に熱中していました。
秋澤: 俺は、なんだろう…友達の家でゲームしたぐらい(笑)。ちょっと遠い家の子の家までついて行ったり…。
石原&せと: ついて行く!?
秋澤: うん。ついて行って帰る。
一同爆笑
秋澤: あとはサイクリングが好きでした。でも結局は音楽を聞いていたんですけど。音楽のほかに趣味がなかったですね(笑)。
せと: 私は部活でソフトテニスをやっていたんですが、そんな熱中するほど上手くもならず(笑)。それなりに友達と遊んだり、それなりに恋愛もしてという感じかな。あとは進学校だったので厳しくて18時までしか部活ができなくて、そのあと自習ステージというのがあってそこでも勉強させられていました(笑)。
石原: マジ!?
せと: せざるを得ない感じだった(笑)。
――最後に『恋ステ』の視聴者へメッセージをお願いします。
石原: 今まで恋愛番組をあんまり観ていなかったのですが、今回『恋ステ』の出演が決まり予習しようと思って観るともうニヤニヤが止まらなくて(笑)。この子たちかわいいな~、この後どうなるんだろう?と気になっちゃって。感情が揺さぶられるので、また良い曲が書けるな…というか(笑)。大人が観ても“こういうことあったな”と思い出すし、同世代だったらドキドキする、いろいろな発見や感動もあるんじゃないかなと思います。
秋澤: 男女共に、どうしたら相手の欲しい言葉を言えるか?などを意識していると思うので、そこを観るのも面白いと思いました。
せと: 私は恋愛番組が好きでよく見るんですが、恋愛がうまくいく・いかないのもドキドキして面白いけど、人間模様がすごく楽しいんです。 “この人こういうこと考えて、こういうことを言ったんかな?”とか、大人になったから俯瞰して見ることができる部分もあって面白いです。Saucy Dogの曲も、これから恋愛が発展していくシーンにあった曲になったと思うので、是非あわせて観てくれると嬉しいです!
『恋する週末ホームステイ 2022春』は毎週火曜よる10時よりABEMAにて配信。第1話はABEMAにて無料配信中。