3月29日、ABEMAオリジナル番組『ニューヨーク恋愛市場(れんあいしじょう)』の90分スペシャル回が放送される。同番組は、毒舌芸人ニューヨークの嶋佐和也と屋敷裕政が“オトコ”と“オンナ”のリアルを射抜く恋愛バラエティ番組。「ヤキモチのちょうどいい加減は?」「ちょうどいい恋愛の匂わせは?」など、男女関係にまつわるさまざまな検証を行いながら、豪華ゲストと共にニューヨークが恋愛のあれこれを学んでいく。
スペシャル回収録直後のニューヨークの2人を直撃すると「めちゃくちゃ楽しかった」と満足げな様子を見せてくれた。番組スタートから半年。ABEMA TIMESでは印象に残っている企画やエピソード、2人の恋愛事情まで根こそぎ話を聞いた。前編・後編にわたってお届けする。
――本日はよろしくお願いいたします。番組が始まってから早くも半年が経ちますが、まずは番組について率直なご感想を教えてください。
屋敷裕政(以下、屋敷):半年はあっという間でしたね。毎回ずっと楽しいんですけど、3本撮り~4本撮りとあるときは正直めっちゃしんどいです。
嶋佐和也(以下、嶋佐):毎回、はしゃいじゃって体力消耗してるからね。
屋敷:ゲストも仲良くしている芸人仲間が来てくれることが多いので、その人たちにも楽しんでもらいたいっていう気持ちもあるので。
――ゲスト出演される芸人さんたちとは本当に仲のいい姿が印象的です。キャスティングについてお2人から希望を出しているんですか。
屋敷:なんにも言ってないですね。スタッフさんから「一緒にコンパに行く仲間は誰ですか」って聞かれたことがあるくらいで。それを答えたらコンパのメンバーがスタジオに来てくれるようになりました。今日の収録も本当のコンパみたいでしたね。純粋に楽しすぎて、内容大丈夫かなって思いますけど。これで評判がよかったら大分ラッキーですね。
嶋佐:確かに。中目黒のコンカフェの子たちとの収録はかなり楽しかったですね。
屋敷:あれはレギュラーでいいんじゃない? 是非、あの子らと旅行に行く番組を別で走らせてほしいですね。あの子らと韓国旅行に行きたいです。
――ABEMAだったら叶いそうですね(笑)。お2人が考える番組の面白さってどんな部分でしょうか。
屋敷:2つありますね。1つは女性の本音が聞けること。街頭インタビューで声を掛けられた一般の女性が、あんまり表で言わないようなことをカメラの前で堂々と言ってくれるんですよ。それは大分見どころだと思います。もう1つはスタジオですね。僕らがライブで同じステージに立っていた仲間同士で楽しんでいるので、誰一人として委縮してない。芸人の素の状態を見ることができる、この2つはこの番組の特性だと思います。
嶋佐:企画自体もめちゃくちゃ面白いです。たまに大失敗もあるんですけど、それもいいんですよ。
屋敷:本当に同じ奴が考えてるのかって不思議になるくらい、センスがないことをたまにするよな。
嶋佐:めちゃめちゃ荒い企画がたまにあるんだよね。
屋敷:コットンのエロ事故物件はかなりやばかったよな。
嶋佐:でも、面白いときはめちゃくちゃ面白い。今日収録した『男ってこういう服装好きなんでしょう選手権』は最高でしたね。
屋敷:事後に食べるラーメン屋も最高やったな。急に見たことない面白いこともやるし、全く見たことないおもんないこともたまにやる。ただ、それが一番ドーパミン出ますからね。当たりばかりでも面白くないんですよ。
嶋佐:どっちかに振り切ってるところがいいですよね。あと、ちょっとお色気系のドキドキするような内容の企画もあるから、男の子としても楽しいですね。地上波はもちろんですし、ABEMAを見回しても実はこういう番組は少ないです。
屋敷:エロいことが前面に出ている面白さじゃないところもいいですね。面白いところにちょっとエロがあるというか。芸人仲間からも評判がいいんですよ。なんと言ってもTHE GEESEの尾関さんが「思わず見ちゃう」と言っていましたから。
嶋佐:コメント弱いな。身長でかいくせに、もうちょっとあればよかったけどな。
――(笑)。芸人さんのどこに刺さるんでしょうか。
嶋佐:バランスがいいんでしょうね。マジで恋愛の勉強になったりするし。この番組のおかげで、初めて知ったことがいっぱいあります。女の子は嫉妬してほしいとか知らなかったので。
屋敷:考え方の革命みたいなことが起きました。アメリカ人くらい褒めたほうがいいとか。自分たちの中でも変化があって、女性の出演者の人に対してこれまでよりも喋りかけるようになりましたもん。
――プライベートでの女性に対しての接し方も変わりましたか。
嶋佐:それはまだ試せてないんです。コロナ明け待ちです。
屋敷:コロナ明けたら、番組で紹介された地方のキャバクラも行きたいもんな。
嶋佐:大宮のキャバクラ、本当に僕は行きたいと思っています。中目黒のコンカフェも絶対に行きたい。
屋敷:コンカフェは俺もマジで行きます。
嶋佐:バーレスクも早く行きたいですね。お礼参りにね。
屋敷:お世話になってますからね。
インタビュー後編へ続く
取材・文:氏家裕子
写真:You Ishii