3月29日、ABEMAオリジナル番組『ニューヨーク恋愛市場(れんあいしじょう)』の90分スペシャル回が放送される。同番組は、毒舌芸人ニューヨークの嶋佐和也と屋敷裕政が“オトコ”と“オンナ”のリアルを射抜く恋愛バラエティ番組。「ヤキモチのちょうどいい加減は?」「ちょうどいい恋愛の匂わせは?」など、男女関係にまつわるさまざまな検証を行いながら、豪華ゲストと共にニューヨークが恋愛のあれこれを学んでいく。
スペシャル回収録直後のニューヨークの2人を直撃すると「めちゃくちゃ楽しかった」と満足げな様子を見せてくれた。番組スタートから半年。ABEMA TIMESでは印象に残っている企画やエピソード、2人の恋愛事情まで根こそぎ話を聞いた。前編では番組収録を「本当のコンパのよう」と明かした2人。今回は、インタビュー後編をお届けする。
――番組を拝見していると、ときどきお2人の恋愛観が垣間見られる部分もあります。番組を通して、お互いに感じた新しい発見はありますか。
嶋佐:意外と女子ウケいいな、こいつって思います。
屋敷:確かに。やっぱりあんまりモテへんな、こいつって思います。
嶋佐:それはね、ボケてるのよね。そのときだけ。
屋敷:え? ボケてんの?
嶋佐:本物の俺をこの番組ではまだ出してないのよ。ボケ担当なんで。
屋敷:やば。ボケ担当とか言うなよ。恥ずかしい。
――(笑)。確かに、女性ゲストに屋敷さんと嶋佐さんどっちがタイプかと聞くと、屋敷さんと答えるかたが圧倒的に多いかもしれませんね。そのときはうれしいですか。
屋敷:そりゃそうやろって感じですね。相手がザコ中のザコなので。ザコボケなので。
――ひどい(笑)。嶋佐さんがいいという女性もいましたよね。
屋敷:いないでしょ。
嶋佐:いたでしょ。お前が大好きな人。名前も忘れちゃったけどさ。お前が好きだって言ってた人、いたじゃん。
――休井美郷さんですね。
嶋佐:ああ、そうだ。名前も忘れてたわ。お前は大好きだよな、休井さん。
屋敷:失礼やろ。マウント取りた過ぎて、名前忘れるボケって。唯一の味方の休井さんやのに。
嶋佐:いや、休井さん以外にももっといたでしょ。
屋敷:あとは蛙亭の中野とアインシュタインの河合さんとかやろ。
――(笑)。そういえば、嶋佐さんは男性芸人のかたに選ばれることが多いですね。そのときってどんなお気持ちですか。
嶋佐:うれしいはうれしいですけど。やっぱり女性のほうがうれしいですね。休井さんはうれしかったですよ。
――過去も含めて、お互いの恋愛事情でビックリするようなエピソードがあったら教えてほしいです。
嶋佐:こいつは合コンでひたすらくだりとかゲームをしまくるらしいんですよ。バイク川崎バイクとさらば青春の光の森田さんとよく飲みに行っていますが、飲み方がザ・芸人。今の時代には珍しい、最後のザ・芸人なんじゃないですか。僕にはその気持ちは全く理解できないですね。大人っぽくしっぽり飲むのが好きなので、ザ・芸人の気持ちはわからない。
――コンビでも飲み方が違うんですね。屋敷さんは、嶋佐さんの恋愛観で驚いたことはありますか。
屋敷:昔ですけど、彼女の浮気を3回くらい許したことがあるって聞いて。それはビックリしました。彼女には優しいと思いますよ。器がでかいというか懐が深い奴だなって思いました。
――嶋佐さんは何故浮気3回も許せたんですか。
嶋佐:当時は恋愛経験が全然なくて。この子を逃したら、また彼女を探すのが大変だと思ったので必死だったんだと思います。
屋敷:ダサい理由やな。
――番組の中では、学生時代に吉祥寺のキャバクラに往復3時間かけて通っていたという話をされていました。すごく一途なのかなという印象を持ちました。
嶋佐:覚えたてだったので勢いで行っちゃったんですよね。先輩と1回行ったことのある店だったのでそこに行きました。
屋敷:会いたい子とかいたの?
嶋佐:ないないない。指名しないし、お酒も飲まなかったかもしれない。
屋敷:やば! なにしに行ったんや、こいつ。
――近所にキャバクラはなかったんですか?
嶋佐:あったんですが、1回行ったことのある店だったので安心だと思って。
屋敷:やば!
――今は、お2人とも恋愛観は変わりましたか。
屋敷:わからないですね。結局、女の子の言うことはわけがわからないっていう結論ではありますね。
嶋佐:確かに、この番組が始まってから余計わからなくなりました。
――番組には多種多様な女の子が登場しますもんね。最後に、スペシャルの見どころをお願いします。
屋敷:感想としてはめちゃくちゃ楽しかったです。ただ、手ごたえがあるかはわからない。何故なら未知の領域のことをやっていたので、視聴者の人にどう映るのか不明です。後半は、ただただ大はしゃぎしていました。面白いことなんて言ってないと思います。あれで面白いってなったらラッキーですね。
嶋佐:企画もいっぱいあって、ゲストもいっぱい来てくれました。スペシャルで、この番組の最大値が出ていると思います。
――ありがとうございます! スペシャル楽しみにしています!
取材・文:氏家裕子
写真:You Ishii