2日のABEMA『NewsBAR橋下』に元モーニング娘。の市井紗耶香が出演、2019年に参院選に出馬した経験を元に、議員の“12年交代案”を打ち出した。
【映像】橋下徹×市井紗耶香 国政目指した元モー娘。の日本アプデ法案
「仮に国会議員になれたとしても、ずっとやることはないだろうと思っていた。やっぱり同じ人が長くやりすぎると、循環が生まれない。参議院の任期は6年だから、2期やれば12年。衆議院の任期4年だが、いつ解散になるか分からないというところもあるのが、3期やれば12年。そこで“やりきったな、若い方たちにもっと頑張ってほしい”というところで一旦は退いて党のスタッフや相談役に回るようなシステムにして、循環を作っていかないといけないと思う。自分としても、そういう思いで立ち上がった部分もあった」。
橋下氏は「本当にその通りだ。こういう話をすると、必ず“長い期間やると知恵がついてくる”と政治家たちは言う。確かに、“そういう方法があるんですか”と感心することもある。だけど、どうして現職で居続ける必要があるのか。OBになって若手が知恵を借りることだってできるはずだ。
やっぱり、一度政治家なったら辞められない。そういうポジションだからだと思う。市井さんもそうだし、僕もそうだけど、他の仕事があるから、“もういい”と戻ってくることもできる。しかしおそらく多くの人は国会議員を辞めてしまえば、それだけの収入は稼げない。年収で言えば2000万以上だから。
今回、月額100万円の文通費を僕らが問題視していたら、調査研究広報滞在費という名前に変わるらしい。日割り計算になるという話は進んでいるけど、使い道については幅広くなるって。新聞を読んでいてひっくり返った。そんなものは政党交付金があるんだし、月額65万円の立法事務費もある。秘書がついて、議員会館の部屋を与えられて、官僚たちが“先生、先生”って説明してくれて、海外に行ったら大使館の人がアテンドしてくれる。そりゃ辞められへんと思う。
あるいは雇用の流動性を考えて、官僚が民間に入ってまた官僚に戻るような“回転ドア方式”で人材を移動させないといけない、と政治家たちは言う。それなら、まず君らが移動しなさい、と。僕は12年どころか、8年でいいと思う」。(ABEMA/『NewsBAR橋下』より)