ラブコメディから時代劇まで、作品ごとに多彩な魅力を発揮してきたユ・スンホが、誤解が元で退学を余儀なくされた高校に、27歳で復学する主人公に扮したユニークな学園ドラマ『ボクスが帰ってきた』の配信がABEMAにてスタートする。恋と友情、そして、復讐と、見どころがいっぱいの展開から目が離せない。
同級生であるセホ(クァク・ドンヨン)の転落事故の犯人とされ、高校退学に追い込まれてしまったボクス(ユ・スンホ)。9年後、仲間と共に便利屋を営んでいたボクスは、ひょんなことから新たにセホが理事を務めることになった母校への復学を勧められる。そこでは高校時代に思いを寄せていたスジョン(チョ・ボア)も、非常勤教師として教壇に立っていた。やがて、学校に通い始めたボクスは、校内で行われている数々の不正に気づいていく。
過酷な受験戦争やいじめなど、高校生たちが経験している現実をとりあげたドラマや恋愛模様を中心に描かれる作品が多い韓国。そんな中で『ボクスが帰ってきた』は、一度、高校から離れ、“大人”であるはずのボクスが再び制服に身を包んで高校生となり、“同級生”たちと共に奮闘していく姿がユーモアを交えて描かれていくところが特徴だ。
ボクスを演じているのは、子役から出発し、『会いたい』、『ロボットじゃない~君に夢中!~』、『仮面の王イ・ソン』など、数々の作品に出演してきたユ・スンホ。「脚本を読みながら笑い続けた」という彼が、監督からも絶賛されたコミカルな演技を軽快に見せている。27歳の制服姿と、回想シーンで登場する9年前との違いも楽しい。また、高校時代にお互いの真意を知らないままに別れてしまったスジョンとの恋の行方にも注目していきたい。
高校時代からの優等生で、現在は祖母を支えながら暮らすスジョン役は『ウチに住むオトコ』や『九尾狐〈クミホ〉伝〜不滅の愛〜』のチョ・ボア。どんな相手に対しても自分の言いたいことをはっきりと言うキャラクターを爽快に演じている。
一方、高校時代はボクスが退学する原因を作り、同じ学校の新任理事長として彼と再会することになるセホ役は『雲が描いた月明かり』や『私のIDはカンナム美人』、さらにバラエティ番組『みんなのキッチン』でもおなじみのクァク・ドンヨン。初の悪役で、母である前理事長との間に葛藤を抱える人物をクールに見せている。
そのほか、ボクスの母役で『サイコだけど大丈夫』のキム・ミギョン、前理事長役で『ヴィンチェンツォ』のキム・ヨンジンなど、実力あるベテラン俳優たちの好演もドラマを支えている。
『ボクスが帰ってきた』はABEMAにて全話配信中(第1話~3話までは無料配信中)
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