ソロ・アーティスト名義のOMI(※「O」はストローク付きが正式表記)として、2年ぶりとなる全国ツアーを開催している三代目 J SOUL BROTHERS from EXILE TRIBEのボーカル・登坂広臣(35)。
今回のソロアリーナツアー『OMI LIVE TOUR 2022 “ANSWER...”』は、ニューアルバム『ANSWER...』を引っ提げ、前作のアルバム『Who Are You?』の問いかけに対する“答え”を表現したライブ内容になっている。そんなツアー中のOMIが『ABEMAエンタメ』の取材に応じ、これまでのライブを振り返った。
――グループとソロの時のステージでは意識に違いはありますか?
OMI:ソロという名義になると、1対何万人という形になるので、その方々をどれだけ心を一つにして、最高の空間できるか。そして、見てくださっている方々の気持ちをどれだけエモーショナルな部分に持っていけるか。そういったエスコートは自分の言動であったり、パフォーマンスだったりするので意識してすごく挑んでいる部分ではあります。
――ソロアリーナツアーの演出のこだわりを教えてください。
OMI:1本の映画を観たような感覚になってくれるものを目指して作っているので、今回も映像を駆使してだったり、ミュージックビデオからの連動感であったり、その世界感がそのままステージに現れてきたりとか。そういったところをすごくイメージして、再現したいというのもあったので。自分が作った『ANSWER...』という世界観をみなさんが体感しに来るということをテーマに作らせていただいたという感じでしたね。
――今回のアルバムは“完結”というキャッチコピーですが、今後どんな物語を作っていきたいなど、できる範囲で教えて下さい
OMI:初めてアリーナツアーを回った時は、「次はこのアルバムを作ろう」「次はこういう作品を作ろう」と常に何年も先のことが頭に浮かんで制作活動をやっていたんです。今回『ANSWER...』というアルバムを作ってこのステージをやっていると、「何かそういうことを考えなくても良いかな」と正直思えたというか。自分自身、この先のこと考えずに「今この瞬間、このアルバムのこのステージをやり尽す」「このステージで燃え尽きる」という気持ちでやって良いんだなって思いながら、このステージに立っています。だからこのツアーをファイナルまで駆け抜けた時に自分がどう思っているか、というのが自分自身楽しみな部分でもあるし、どう思うかを探る旅でもあるのかなと思います。
――2年前には今市隆二さんと共同でドームライブを開催されましたね。それと比べて変えたことはありますか?
OMI:前回はドームでやっていて、ドームはドームのエンタメの作り方はあるし、今回はアリーナツアーで、必然とお客さんとの距離が近くなったりとかするので、ステージとか演出に頼るのではなくて、自分のパフォーマンス一つだけでアリーナの空間が成り立つという考え方。ステージをシンプルにして、自分の歌とダンスと言葉という部分でしっかりとこのショーを作りたいという気持ちでやったという感じですね。
――4月17日に行われる神奈川公演は「ABEMA PPV」で生配信されますが、普通のライブとの違いはなんですか?
OMI:こういうコンテンツを通してライブやエンタメを発信できるというのは、まさに今の時代に合ったやり方だったりするので、そこを使わせて頂けるのは僕にとっても嬉しいですし、ファンのみなさんや会場に来られない方も多くいらっしゃるので、そういった方々にとっても素晴らしい場所だと思います。なので、最大限の思い出にしていただけるように頑張りたいという思いではあります。
(『ABEMA NEWS』より)