今年結成11周年を迎える乃木坂46を1期生として支え続けてきた樋口日奈(24)。乃木坂46の1期生オーディションで、応募総数3万8934人の中から見事、合格。学業とアイドル活動の両立を続け、約3年後。2014年発売のグループ8枚目となるシングル「気づいたら片想い」で初の選抜メンバー入りを果たした。
樋口の活躍ぶりは乃木坂46としての活動だけではない。2018年に女性ファッション誌「JJ」の専属モデルに抜擢。さらに、2021年には舞台『フラガール -dance for smile-』の主演を演じ、本格的に女優としても活躍の場を広げていった。
そして4月12日、アイドル活動10年間で初となる写真集『恋人のように』を発売。写真集を発売した樋口が「ABEMAエンタメ」のインタビューに答え、グループ脱退を考えた過去、5期生メンバーを迎えるグループに思うことを明かした。
――樋口さんが乃木坂46に加入したのは、中学2年生、当時13歳のときとお聞きしました。乃木坂46に入ったきっかけを教えて下さい。
樋口:入るきっかけはすごく鮮明に覚えています。私、ずっとダンスを習っていたんですけど、そこのスクールの先生に「AKB48さんの公式ライバルグループが、秋元先生の元で出来るというのでオーディションがあるけど、受けてみたら?」と、言われたのがきっかけです。「やってみようかな?挑戦してみよう!」という気持ちで受けました。
――アイドル活動で特に辛かったことはありますか?
樋口:アンダーメンバーとしての活動がすごく多かったので、ライブとかでお客さんに目で追われていないなと感じる時は結構辛かったです。
――辛い時期を長く経験されていたんですね…。今まで乃木坂46を続けてこられた理由はなんでしょうか?
樋口:「辞めたい」って思ったこともあるんですけど、本気で辞めたいとは思わなかったのだと思います。どこかで「もうちょっとできるんじゃないか」とか「もっと成長できるんじゃないか」という希望があって、辛いけどなんだかんだ楽しさの方が大きいと思います。
――今までの活動を振り返るとどんな時間を過ごされたと思いますか?
樋口:多分遅いって思われるのですけど、最近やっと乃木坂46の仕事が楽しいです。10年諦めずにしがみついていて良かったなと。乃木坂46で自分が作られたと言っても過言ではないほど乃木坂が中心の人生だったので、今までいろんな経験をさせてもらえて、辛いこともあったけど良い時間だったと思います。
――今までの活動の中で一番嬉しかったことはなんですか?
樋口:乃木坂46の活動によって人と話すのも好きになったり、沢山良い時間を過ごしてきたと思うのですけど、やっぱり夢だった写真集が出せたことです。どんな撮影も楽しかったですけど、本当に写真集の撮影がこれからの乃木坂46の人生全部含めても一番楽しくて幸せだったと思います。
――写真集には、乃木坂46の衣装を脱いだ“素の樋口さん”がふんだんに収められていると聞きました。出来上がった写真集を見たとき、どう思いましたか?
樋口:こんな幸せな顔をしてたんだみたいな。本当に全部楽しそうで、心から楽しんでいる顔をしてると思いました。また、自分が嫌な写真でも人が見ると「これすごくいい、素敵な写真だよ」と言ってもらったりとか、いろんな自分を詰め込むためにも沢山の人の意見を聞きながら写真を選びました。
――5期生を迎えた乃木坂46をどう牽引していくのか、今後のビジョンはありますか?
樋口:今が楽しいからこそ、後輩の子にはもっと早くに私が感じている「楽しい」って気持ちを味わってほしいと思うので「何でも楽しさに変えること」は、どんどん皆に共有していきたいと思います。これから5期生も増えて、“かつての乃木坂46”が好きなファンの方もいると思うのですけど、卒業したメンバーやこれから増えるメンバー、これからもずっと応援してくれるファンの方“みんなの誇りになるグループ”にしたいって思います。
(『ABEMA NEWS』より)