8億以上稼いだ伝説の囲碁名人、「博打・酒・女」ですべてを失った転落人生にかまいたち衝撃
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 生涯獲得賞金の8億円を博打・酒・女にすべてつぎ込み、現在は借金を抱えるというプロ棋士の人生にかまいたちが驚嘆した。

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 5月2日(月)、ABEMAにて、人気お笑いコンビ・かまいたちの山内健司濱家隆一がMCを務める冠番組「ぜにいたち」#25が放送。囲碁で賞金を8億円以上稼いだ依田紀基九段に、借金1,000万円を抱えるギャンブル大好き“クズ芸人”岡野陽一インタビューした。

 依田九段は「勝てば稼げます。タイトルを獲ることができれば、4,000万円以上」と囲碁棋士のゼニ事情を説明。タイトル戦で勝ち続ければ、年収1億円も夢じゃないという。

 依田九段の生涯賞金は「おそらく8億円以上」とのこと。36タイトルの優勝経験があり、山内は「九段!?」「めっちゃすごい人」と驚きっぱなしだった。

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 ところが現在、「持ってるお金は何もなくて。借金がある」という転落ぶり。一体、8億円はどこに消えたのか……。依田九段は「博打・酒・女」とあっさり明かした。

 依田九段は小4から囲碁を始め、わずか14歳でプロ棋士に。年収は14歳で100万円、15歳で300万円という。順調にスタートしたプロ人生だが、転落の発端はギャンブル。若い頃から大金を手にしたため、みるみるハマっていった。なんと、たった一晩で330万円を溶かした夜もあるそう。依田九段は若かりし日々を「遊び狂っていた」と振り返った。

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 それでも囲碁の腕は上がり、獲得賞金はうなぎのぼり。依田九段は「自分で言うのもアレですが、そこそこモテた」と回顧した。プライベートは荒れ放題の依田九段だが、囲碁界では「将来の名人」と期待され、21歳で初タイトルを獲得。本業は順風満帆そのものだった。

 囲碁の対局では韓国遠征も多く、カジノで出会ったバカラにドハマリ。200万勝負を繰り返したが、「たった一度も勝ったことはない」という。カジノで溶かした金額は1億円を超えた。それでも囲碁の成績は快調で、30歳で年収1億円を突破。ついに名人位を獲得した。32歳で結婚すると3人の子宝に恵まれ、2億円のマンションを購入するほどに。

 しかし、タイトルを失うと一気に収入が激減するのが囲碁の世界。転落の時は突然訪れた。
名人位のタイトルを4連覇後、依田九段は台湾の棋士に敗退し、名人位を喪失する。さらに他のタイトルまで失い、依田九段は「結構たいへんな状況に」と語った。一度崩れると、もう転落は止まらなかった。その上、それまでに稼いだ8億円は一切残っていなかった。

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 話を聞いた岡野は目を輝かせ、「すごい。東京のお父さんができたみたい」と羨望のまなざし。山内は「どうやったらそう思うねん(笑)」「違うやろ」とすかさずツッコミを入れた。

 現在の依田九段は、日本棋院の給料十数万円と対局料を合わせ、年収は500万円ほど。家族とは別居し、家賃18万円の1LDKに一人暮らし。博打・酒・女と無縁の囲碁中心生活を送っている。栄華も転落も経験した依田九段だが、最近、嬉しい知らせが。依田九段は「次男が囲碁のプロになった」「プロ修業のために2年間韓国へ」と、18歳の次男が自分と同じ道に入ったことを喜んだ。

 依田九段は「『依田の息子か』と言われて、『父親ってただのろくでなしじゃなかったんだ』と思ったはず。今、関係は良いんですよ」とニコニコ。依田九段の夢は今、息子に託されている。

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