タレントで俳優の坂上忍が絶縁状態と噂される俳優・織田裕二との仲について、その真相を明かした。
5月4日(水)よる11時30分より、ABEMAにて坂上忍がMCを務める新番組『デマ投稿を許さない』が放送開始。同番組は坂上がSNSのタブーに斬り込み、議論の嵐を呼ぶ禁断のトークバラエティ。どれがデマでどれが真実なのか分からない、有名人の噂話がネットに蔓延る昨今。毎回異なるゲストが抱えるデマ投稿に坂上がNOを突きつけ、視聴者の代表として、その真実に迫る。そして「真実を言っても炎上するだけ」「本当のことを言う場所がなかった」というゲストの胸の内を、公平な立場から解き明かしていく。企画・構成は鈴木おさむ氏。
今回の放送は初回ということで、坂上自身がSNS投稿の真偽に答えることに。『坂上忍、織田裕二と絶縁状態!?』という投稿に、坂上はその真相を明かした。
これは2018年フジテレビでの大型特番で坂上がMCを務めた際に、ゲストに来た織田裕二に不快な思いをさせ、それ以来絶縁状態になったと言われている件について。新しいドラマの番宣にやってきたという織田と何十年ぶりかに再会した坂上は、いろいろな話をして生放送も滞りなく終了、「またね~」と別れた後、少しして女性誌から事務所に連絡がきたという。「織田さんが怒ってるらしいんですけど」と話しが入ったそうで、しかし織田側はそれを否定。坂上側ももちろん否定し、両者が否定したにもかかわらず記事が出てしまったという。
「こういうやり方するんだって、ちょっとショックなとこありましたけどね」と憤りをにじませる坂上。さらにネットの投稿によると生放送番組で総合司会の坂上がゲストの織田に対し「織田」と呼び捨てで呼んだり、冷やかすかのように煽ったことで視聴者から非難の声が殺到したというのだ。それを受け坂上は「無茶苦茶な言われようじゃないですか」と苦笑い。
さらに他の記事によると、2人の因縁は27年前からあるとし、映画関係者からの情報によると「1991年『就職戦線異状なし』で初共演をした坂上が、子役から芸能界にいるという理由で同い年の織田に先輩風を吹かしていた」という投稿も。坂上は「酷い。先輩風は吹かしてないと思います。主役は織田ですから」と笑い飛ばした。
実は生番組の際は前室でずっと2人で話していたと語る坂上。「いろんなことをお互い言われがちだよね」などと話していたという。昔から織田を知る坂上は、織田のことを“クソ真面目”と表現。芝居の場の控室でも織田がおもむろにセリフを言いはじめると共演者が次のセリフを言い、いつの間にかセリフ合わせがはじまるほど「芝居のことしか考えてないタイプ」と話した。
そして今回のような生放送特番のMCをするのはその時がはじめてだったという坂上は「あのメンツの中で1番気を遣わないのが織田だったっていうだけ、僕にとってはね」と内情を明かし、「(フジテレビ関係者からしたら)どっから来たかわかんないおじさんが『織田!織田!』って言ってるから『あいつ誰なんだよ一体!?』っていうのはわからなくもないですけどね」とスタッフや視聴者の気持ちにも理解を示した。
しかし、さらにフジテレビ関係者から寄せられたのは、過去の作品を引き合いに出されることを嫌う織田に『東京ラブストーリー』以来23年ぶりに鈴木保奈美と再共演することを、坂上がしきりに質問していたということについて。
それに対し坂上は、同じ局の中でもドラマ班がNGと言うこととバラエティ班に求められていることが違うと言い「それ(質問したら)ダメって言ってるんじゃなくてフリだろ?俺に言えって言ってるんじゃないの?」と敢えて生放送で質問を重ねた理由について明かした。
それを受け鈴木氏は「坂上さんにMCをやらせるということは、何か事件を期待しちゃう」と視聴者の気持ちを代弁。坂上は自分の役割について「特番をピリッとさせて視聴者の興味を引くのか、ピリッとさせないで滞りなくなのか…滞りなくだったら(俺は)呼ばれるワケがないんですよ。滞りなくなんかできないんだから」と笑顔で語っていた。