坂上忍がABEMA新番組の中で、長期にわたってMCを務めていた『バイキング』(フジテレビ)で共演した芸人たちへの感謝を明かす一幕があった。
5月4日(水)よる11時30分より、ABEMAにて坂上忍がMCを務める新番組『デマ投稿を許さない』が放送開始。同番組は坂上がSNSのタブーに斬り込み、議論の嵐を呼ぶ禁断のトークバラエティ。どれがデマでどれが真実なのか分からない、有名人の噂話がネットに蔓延る昨今。毎回異なるゲストが抱えるデマ投稿に坂上がNOを突きつけ、視聴者の代表として、その真実に迫る。そして「真実を言っても炎上するだけ」「本当のことを言う場所がなかった」というゲストの胸の内を、公平な立場から解き明かしていく。企画・構成は鈴木おさむ氏。
8年間MCを務めてきた『バイキング』をこの春卒業したばかりの坂上。当初はほぼバラエティとして制作されていた同番組だったが、視聴率の低下を打開するため途中から時事問題を扱うようになり話題を呼んだ。そんな『バイキング』の変革を経て「バイキングに出てる芸人さんの中で、やりにくそうだなと思う芸人さんはいましたか?」と鈴木氏から質問が飛ぶと、坂上は「ありましたね」と断言する。そして「結局時事(問題を扱う番組)に完全に切り替わるってなった時に『だったらお話が違うんで』って降板された方もいますし。戸惑いながら残られてすごく化けた方もいれば、やっぱりしんどくなって身を引かれた方もいますし」と、その内情を明かした。
さらに鈴木氏が「あのカタチになって、僕ブラマヨは結構早めに抜けるかなって思ってたんですけど。1番笑いにこだわるじゃないですか。でも残りましたよね」と質問を重ねると、坂上はブラックマヨネーズの吉田敬は政治への関心が強く自分の意見も持っていたが「ヒリつくニュースでもふれば最後におとしてくれた」と感謝を口にし、「逆に僕は小杉くんが心配で…」とその胸中を語った。
相方である吉田が思ったことを発言する分、小杉竜一は自分の意見をセーブし吉田のフォロー役に徹していたのではないかと推察する坂上。しかしコロナ渦以降、ある日突然小杉の方が意見を言うようになったそうだ。
坂上が本人にそれを尋ねると、今まで他の出演者や相方の意見を聞いてどこかで言わなければいけないと思っていたが言えない自分もいた、と打ち明けたという小杉。しかしコロナに関しては「自分も感じ入るところがあったから、言ってみたんですけど」と話してくれたという。そんな小杉の変化を坂上は「僕はそれをすごく感謝してたんですよ」と語り「言ってくれてめちゃくちゃありがたかったから、『ありがとうね』って言ったら小杉くんもびっくりしてて。『言ってよかったんですか?僕は逆に迷惑を掛けてたんじゃないかなって…』」と逆に心配をされたそうだ。
さらに、ある日突然変わった出演者の1人として、坂上はフットボールアワーの岩尾望の名前を挙げる。坂上は岩尾の相方である後藤輝基とご飯を食べに行った際、その話をしたことがあるそうで「岩尾、あの時から変わりませんでした?」と言う後藤に「変わった。本当にありがたかった」と感謝を伝えたそうだ。