佐久間宣行氏が、『新しい別の窓#50』に生出演。その中で、プロデュースを手がけるテレビ東京の深夜番組『ゴッドタン』に関する、知られざるエピソードを明かした。
佐久間氏は『ゴッドタン』『あちこちオードリー』などを担当するテレビプロデューサー。2021年にテレビ東京を退職し、現在はフリーランスで活動している。ニッポン放送の『オールナイトニッポン0』では、最年長パーソナリティを務めている。
現在では深夜の人気番組として世の中に定着している『ゴッドタン』だが、過去には番組がレギュラー化するか否かのタイミングがあったという。「企画を当てないとレギュラー化できないよ」と上層部から言われていた際に、佐久間氏は「キス我慢選手権」を思いついたという。
まず佐久間氏は「ただ単に、セクシー女優からキスをせがまれて我慢するだけの企画だった」と明かす。その上で「収録する中で、劇団ひとりが、セクシー女優からの誘いをかっこよく断り始めて、そこからアドリブドラマっぽくなったの」と変化のタイミングを語った。
それから「いつの間にかアドリブ合戦が繰り広げられて、ウォッチングで見ているバナナマンの設楽(統)さんとかおぎやはぎの矢作(兼)さんとかが『ドラマ見たいだな!』って言い始めて、カメラマンもアドリブでドラマみたいな画角で撮り始めた。収録が終わるとあまりにも面白かったのか、芸人が楽屋から帰らないの」と続けた。
最後に「それを編集してオンエアしたらめちゃくちゃバズって、おかげさまで『ゴッドタン』のレギュラーが15年続いている。劇団ひとりのアドリブのお陰なんですよ」と話すと、スタジオからは「そうなんだ〜」といった声が上がった。
さらに佐久間氏が手応えを感じた瞬間はほかにもあるという。「矢作さんが『俺、笑いながら泣いちゃいそう』って言ったんです。矢作さんの目ってすごいし、“笑いながら泣いちゃう”なんて状態はなかなかないから“ひょっとして今、新しいこと起きてるんじゃないの?”と思えました」と話していた。
(ABEMA『7.2 新しい別の窓 #50』より)