テレビプロデューサーの佐久間宣行氏が、昨今の「番組作りが変化している理由」を明かした。
『新しい別の窓#50』では、佐久間氏をはじめとした番組制作スタッフが集まって、テレビの未来についてトークを繰り広げた。その中で佐久間氏は番組作りの変化について、「世帯視聴率から個人視聴率に指標が変わった」ことを理由にあげた。
佐久間氏は「最近は明確にお笑い番組が増えたと思うんですけど、それは世帯視聴率がテレビの主な指標だったのに対し、細かくデータを分析できる個人視聴率というのが出てきたことが影響していると思う。アプリなどは若い世代のためにCMを打つ必要があり、そのために若い世代がよく見るバラエティ番組が作られる傾向になっている」と見解を示した。
続けて「同時に“配信で再生数が回っていく”という考え方も生れている。TVerなどで再生数を回すには恐らくドラマが有効で、そのため深夜帯ではドラマが増えている。そういった指標が変化したことによって、コンテンツも変化している時代になっている」と話していた。
(ABEMA『7.2 新しい別の窓 #50』より)