ABEMAオリジナルシリーズ恋愛番組『彼とオオカミちゃんには騙されない』が、ついに今夜、最終回を迎える。女性メンバーの中に最低1人以上潜んでいる「オオカミちゃん」、そして、その正体を知る男性メンバー「彼」。秘密を抱えたメンバーが、男女両方に存在するという初のルールが導入された今シーズン、SNSではさまざまな考察が飛び交い、これまで以上に盛り上がりを見せている。嘘が通用しない男性メンバーがいると知りながら、恋する乙女を演じ続けた「オオカミちゃん」は、いったい誰なのか。本記事では、これまでの女性メンバー5人の疑わしい行動を振り返り、「オオカミちゃん」の正体を考察していこう。
『彼とオオカミちゃんには騙されない』とは
『彼とオオカミちゃんには騙されない』は、最高の恋を手にするために集まった男女がデートや共同作業を通して、“真実の恋”を叶えようと奮闘する姿を追いかける恋愛番組。ただしメンバーの中には、恋をしようとしない「“嘘つき”オオカミちゃん」が女性側に1人以上潜んでいる。また、今シーズン限定ルールとして、「オオカミちゃん」の正体を知る「彼」と呼ばれる男性メンバーが1人存在し、「彼」は最終告白が終了するまで、「オオカミちゃん」の秘密を守り抜くことが使命とされている。
女性メンバーは、新井舞良（マイラ／21歳）、大峰ユリホ（ユリホ／19歳）、北澤舞悠（まゆ／22歳）、ゆな（17歳）、YUNA（18歳）。男性メンバーは、櫻井佑樹（ゆうき／19歳）、SASUKE（18歳）、Sean（ショーン／19歳）、高橋聖那（せいな／21歳）、松本怜生（レオ／22歳）。
【ゆな】SASUKEと秘密のデートへ…沈黙を貫く理由とは？
当初、ゆなはSASUKEに想いを寄せ、一時は両想いムードが漂うも、SASUKEがまゆに心変わりし、中間告白で失恋。ゆなはその後、レオの熱心なアプローチに心を動かされ、いい雰囲気になっていたのだが、まゆが「オオカミちゃん」投票で1位になって脱落した後、SASUKEに「月LINE」を送信するという、意味深な行動に出た。この「月LINE」デートは、多くの謎が残されている。デートの中でゆなは「いろいろオンエアを観て、知らなかった部分のSASUKEくんを見て、本当に私の勝手な考えだからごめんなんだけど…」「私が正直に、今好きなのは…」と発言。さらに、SASUKEの隣で涙も流している。
もしゆなが「オオカミちゃん」ならば、レオに気があるフリをしておきながら、まゆが脱落したタイミングを狙って「月LINE」を送信し、再びSASUKEに好意を伝えたとは考えられないだろうか。そしてもしSASUKEが「彼」だった場合、「オオカミちゃん」であるゆなと、秘密の会話が展開された可能性もある。また、レオから「月LINE」デートで何があったのかを聞かれた際に、ゆなは「私から話す内容じゃない」と言っており、詳細を語らなかった点も怪しい。いずれにせよ、SASUKEとの「月LINE」デートは、「オオカミちゃん」または「彼」と、何かしら関係していると思われる。最終回でデートの真相が明らかになるのを待ちたい。
【YUNA】突然ゆうきに「気になってる」宣言…揺れる心の真意は？
今回が初恋というYUNAの恋は、他のメンバーと比べ、ゆっくりスタートを切った。第1話で「気になる人いる？」と聞かれると、YUNAは「いない」「わからない」と返答。胸の内を明かそうとしないYUNAに、スタジオのMC陣から「ミステリアス」と声が上がる場面もあった。そんなYUNAにも、やがて恋の予感が訪れる。ショーンから「あーん」をされたことを機に、YUNAはショーンを意識し始め、「月LINE」を送信。デートの最後に、YUNAは韓国語で「もう友達だと思わない」と伝え、2人は中間告白で結ばれた。しかしその後、YUNAはあまり接点の無かったゆうきを「太陽LINE」で誘い、メンバーたちを驚かせる。この「太陽LINE」デートでYUNAは、ゆうきに「気になってます」とストレートに告白。一方、ショーンとYUNAの恋は停滞気味となり、第11話でYUNAは、ショーンから「友達感覚が強い」と告げられてしまったのだった。
「友達感覚が強い」というショーンの言葉を、YUNAは至って冷静に受け止め、ショーンとゆうき、双方に対して「結論は出ている」と吐露。しかし、それ以上のことは語ろうとしなかった。ゆうきとショーンで揺れるYUNAの行動は、「オオカミちゃん」の作戦にも見えるが、果たして真相はいかに？また、女性メンバー同士で「オオカミちゃん」の話題になった際、YUNAが「オオカミちゃんは2人いると思う」と話していた点も引っかかる。この時YUNAは、誰を怪しんでいるのかと聞かれても、「それはまだちょっと…」と濁していた。自分が1人目の「オオカミちゃん」だから、2人いると予想し、具体的な名前を挙げることは避けたのか…。発言の真意が気になるところだ。
【ユリホ】本心を隠し続けたのは「オオカミちゃん」のサイン？
女性メンバー5人の中で誰が1番、本心がわかりにくいかといえば、それは間違いなくユリホだろう。第2話のラストでユリホは、ショーンに「太陽LINE」を送信。デートへ行くと、「もう少し話したいなと思った」と誘った理由を説明した。そんななかユリホは、ゆうきから「月LINE」でデートに誘われ、猛アプローチを受けるが、中間告白ではショーンを指名。結果、ショーンはYUNAを選び、ユリホは失恋してしまう。それ以降、ユリホの気持ちはゆうきに傾いているようにも見えたが、はっきり好意を伝えないまま、後半戦に突入。当初、ユリホが好きでたまらない様子だったゆうきも、本心を見せようとしないユリホにモヤモヤを抱くようになり、「わかりにくい」と直接本人に伝える場面もあった。
第10話でユリホは、ゆうきと2ショットに。共同作業として取り組んできた、フードワゴンの販売イベントが終わるまでは、恋愛に頭を割く余裕がなく「待ってほしい」とお願いし、すべてが終わったら「月LINE」をゆうきに使うつもりだと語った。そしてイベント終了後、ゆうきはユリホに「太陽LINE」を送信。このデートで、ゆうきが「やっぱユリホが好きかな」と想いを伝えると、ユリホは「私もだよ」と返した。ようやく、ゆうきに自分の気持ちを明かしたユリホだったが、デートへ行った日の夜に「月LINE」を送り、メンバーたちが騒然となる事態に。確かに「月LINE」を使うとゆうきと約束していたが、デートへ行った当日に、再び誘うだろうか。「オオカミちゃん」であるユリホが、YUNAとの関係が停滞しているショーンを呼び出したという線も捨てきれない。
【マイラ】「せいなが彼だったら嫌」後半で疑惑が急浮上
第一印象でレオに惹かれたマイラの恋は、動き出した矢先、切ない展開を迎えた。第3話でマイラは、気になっていることをレオに伝えたが、レオはゆなしか眼中にない様子。買い出しの帰り道、「まだ私にチャンスある？」と単刀直入に尋ねたマイラに、レオは「今の感情で答えるなら、やっぱゆなだなって思うのが本音」とゆなへの想いを貫き、マイラは中間告白前に失恋してしまったのだった。そんななか、マイラはせいなからアプローチを受け、次第に気になる存在になっていく。しかし、レオからせいなに心変わりした、わかりやすいきっかけがあったわけではなく、男性メンバー同士で「オオカミちゃん」予想をしていた際に、マイラは疑いをかけられることに。「せいなと月LINEデートへ行った後、レオのことが引っかかると悩んでいたにも関わらず、次の日急に『せいな大好き』になっていた」という証言が飛び出した。
マイラへの疑いは、第9話でさらに加速する。女性メンバー同士で「彼」が誰かという話になり、せいなが「彼」だと予想する意見が出ると、マイラは「せいなが『彼』だったら嫌だ」と発言。「何で？」と聞かれても、マイラは「嫌じゃん」と繰り返すのみ。嫌だと思う理由を語ることはなかった。その後、マイラはせいなに「月LINE」を送信。デートでマイラはレオへの想いに区切りをつけたことを明かすとともに、「今はせいなのことが好きです」と明言したのだった。もしマイラが「オオカミちゃん」なら、レオを騙すことは無理だと悟り、自分に想いを寄せてくれている、せいなに狙いを定めた可能性もある。果たしてせいなとマイラに、ハッピーエンドは訪れるのだろうか…。
【まゆ】視聴者投票で1位に…レオから謎の「月LINE」も
まゆがSASUKEにアピールを開始したのは、ゆながSASUKEを誘った、第2話の「太陽LINE」デートでのこと。SASUKEとゆながいい雰囲気になりつつあるなか、「私もアピールしちゃっていいのかな」と好意をほのめかした。自分にも可能性があると知ったまゆは、その後自身も「太陽LINE」を使い、SASUKEとデートへ。以降、まゆはSASUKEを一途に想い続け、ついに振り向かせることに成功する。脱落してほしくない女性メンバーに渡すお守りをSASUKEから受け取った際、まゆは「マジで言ってる？」と連呼し、喜びを爆発。その姿は、恋する乙女そのものに見えた。しかし視聴者の間ではまゆが「オオカミちゃん」だと予想する声も多く、「オオカミちゃん」投票の結果、まゆの脱落が確定。まゆはSASUKEと脱落前最後のデートへ行き、もし自分が復活できたら「デートに誘ってほしい」とお願いした。
そして第11話で、まゆは復活を果たす。約束通り、SASUKEが「月LINE」を送信すると、まゆは感激の面持ちに。こうしてまゆは、SASUKEと念願の「月LINE」デートに出かけることになったのだが、事態は思わぬ展開を迎える。デートの最後に、レオからまゆに「月LINE」が送信されたのだ。「最終告白前に話したいことがあるので会いませんか？」という意味深なメッセージを受け取り、まゆは大混乱。ゆな一筋だったレオが、恋愛感情でまゆに「月LINE」を使ったとは考えにくい。だとすれば、「彼」であるレオが、「オオカミちゃん」であるまゆを呼び出したのだろうか…？大切な「月LINE」を使用してまで、レオがまゆに話したかったこととは、いったい何なのか。この謎めいた「月LINE」が、「オオカミちゃん」と「彼」の正体を解き明かす、重要なヒントとなる気がしてならない。
「オオカミちゃん」の正体を知る「彼」がいることで、男性メンバーの行動がヒントになる側面がある一方、「オオカミちゃん」と「彼」の組み合わせにより、さまざまなパターンが想定でき、予想がより複雑になっている印象の今シーズン。本記事でもいろいろ考察を展開してきたが、果たしてこの中に正解はあるのか。最終回の予告ではスタジオMCたちが涙を見せる姿が印象的だった。前代未聞のドラマチックな展開に期待がかかる『彼とオオカミちゃんには騙されない』第12話は、5月8日（日）夜10時～放送される。
