7日深夜、『カンニング竹山の土曜The NIGHT』(ABEMA)が放送され、新宿歌舞伎町の社会学を研究する現役慶應大生ライターが歌舞伎町を研究するに至った経緯を語った。
【動画】会計800万!札束乱れ飛ぶホスクラ締め日の様子(1時間12分頃~)
この日は新宿歌舞伎町の社会学を研究する現役慶應大生ライター、佐々木チワワ氏をゲストに招き、ホストクラブを特集。ホストクラブで大金が飛び交う「締め日」の様子が紹介された。
佐々木氏はホストクラブの潜入プレゼンターとして登場。現在は大学3年生で、著書には『「ぴえん」という病 SNS世代の消費と承認』(扶桑社)がある。自ら歌舞伎町に足を運び、ホストクラブで遊んだ経験も活かし、フィールドワーク的な研究と関連記事を執筆しているそう。
竹山は「なんで歌舞伎町を研究しようと思ったの?」と率直な疑問を投げかけた。佐々木氏が最初に歌舞伎町を訪れたのは家出をした15歳のときで「すごく楽しかった。“何者でもない自分”みたいなものが居心地がよかった」と振り返り、18歳のころからホストクラブに通い出したことを明かした。
そこから研究をしようという動機が生まれたのは同じく18歳のころで、歌舞伎町にある「自殺で有名なスポット」で、ビルから飛び降りようとした女性を実際に止めるという出来事があったそう。そのときに女性から「お金を使わないと私に生きてる価値ってないですよね?」と言われ「この街における価値ってなんだろう?」という疑問が湧き、歌舞伎町について調べるようになっていったのだとか。
慶應大学についてはAO入試の推薦を利用した佐々木氏は「高校もそこそこの進学校にいた。勉強に疲れて塾の帰り道に歌舞伎町の街を歩いてリフレッシュするみたいな感じでやっていた」と、歌舞伎町は息抜きの場所になっていたという。
歌舞伎町に通い始めて7年目という佐々木氏は、多いときには毎日のようにホストクラブに通っていた時期もあったが、始めのうちから「行っていることをいずれ本にしたらいいんじゃないか」といった思いもあったことを告白した。