映画マニアの芸人・こがけんが、エンドロール104分の偽映画試写会ドッキリを仕掛けられた。5月23日(月)、テレビ朝日とABEMAが共同制作するバラエティー枠「ネオバズ!~BUZZる!ネオバラ~」の『バカ桁TV』が放送された。
同番組のMCは、マヂカルラブリー・野田クリスタル&村上、錦鯉・長谷川雅紀&渡辺隆。M-1チャンピオンタッグが、色んなことをたくさんの「人数」「時間」「回数」…とにかく“バカなケタ”=数を使って検証する。
今回の検証は「映画マニアはエンドロールが延々続いたら一体いつまで観ているのか?」。偽番組に呼び出されたのは、家にホームシアターを設置するほど映画を愛する芸人・こがけん。事前の打ち合わせで「基本クレジットは席を立たない」と断言したこがけんだが、何時間席を立たずにいられるのか。
検証に協力してくれたのは、6月17日公開の映画『妖怪シェアハウス―白馬の王子様じゃないん怪―』。ホンモノの監督とプロデューサーが仕掛け人として登場し、こがけんに挨拶した。映画を観たこがけんは感動の涙を流すほど物語に没頭。余韻とともにスタートした偽エンドロールを見つめた。
今回用意された偽エンドロールは、本編とほぼ同じ長さの104分。こがけんは映画マニアのプライドをかけて、25分を超えても全く疑わずに偽エンドロールを見続けた。ここで、エキストラの一人が途中退出。こがけんは悩む様子を見せ始めたが、再びエンドロールに集中。40分経過したあたりで眠気に襲われつつも、スクリーンを凝視。すると、ホンモノのエンドロールが再び登場。謎のループに入った。こがけんは苦笑いで“さっき見たぞ”というエアツッコミを入れた。
45分経過時点の偽エンドロールでは、縦読みで「早く帰レ何時マで怨念」というメッセージが入ったり、何の脈絡もなく野田宅のハムスター動画が挟み込まれた。それでもこがけんは退出せず。60分経過時点では、エンドロールに吉本所属の全芸人をローマ字表記。こがけんは口をポカーンと開け、なにか疑問を持った表情で笑いをこらえた。ここまで我慢してきたこがけんだが、69分経過時点、ついにマスクを付けて立ち上がるそぶり。MC陣は「がんばれ!」「頼むこがけん、待ってくれ!」とこがけんコール。しかしこがけん、ついに試写室を退出した。
村上は「全然ウソじゃん、映画好きとか」と無念そうにつぶやいた。試写室を出てから35分経過したものの、待機室は無人。こがけんは挙動不審になり、「え? 普通にそうなの?」と混乱気味に試写室に戻った。この頃エンドロールに流れていたのは、“ある人物”こと、こがけんの成長記録。こがけんは不思議そうにスクリーンを見つめ、ここでスタッフがネタばらした。
ドッキリ企画を説明されたこがけんは「想像もつかないですって、コレ!」「スペシャルサンクスで、あ行から妖怪出てきたでしょ? 死んだと思いました」とパニックを明かし、「ドッキリかと思ったけど、表に出ても誰もいないから…」「8回聞いた曲流れてるから! 変な世界に紛れ込んだかと思いましたよ!」とマシンガン口調で心境を告白。
最後に「映画、面白いな!」「泣いてたよ俺!」と映画の感想。検証結果は「69分」だった。渡辺は「終わりが見えないものが一番怖いかも」とこがけんに同情していた。